カーネーション あらすじ 第131話『金箔カステラ』

糸子は里香がケンカしてボロボロになって帰ってきたことを東京の直子に電話で話した。
直子は、お嬢様育ちの里香を甘やかすなと糸子に伝える。

糸子が仏壇の前で里香の怪我について早く治るようにと手を合わせていると吉岡栄之助と河瀬譲が店を訪ねてくる。

譲は得意げに『金糸の生地の話』を栄之助に話した事を伝えるが糸子は曾爺さんの話と栄之助では状況がまるで違うと指摘し、まずは自分で考える事から始めるように教えた。

すると栄之助は、3本の生地を糸子に見せ、染めて3色になったと自信満々に言った。
それに対して糸子は栄之助の浅い考えに激怒し、2人を店から追い出すのだった。

糸子が居間に戻ると譲達が持ってきた『金箔カステラ』に従業員達は興奮していた。
怒りが冷めない糸子だったが、カステラを食べると一気に機嫌がよくなる。

昨日のケンカで運ばれてきてから部屋から一歩も出ない里香の下に糸子は金箔カステラを運ぶ。糸子は里香に『苦しかったら言うことが大事』と里香に伝える。
里香は糸子が運んできたカステラを食べながら涙を流す。

夜、寝ている里香の部屋に紙飛行機が投げ入れられる。
起きた里香が外に行くと、神山正志が立っていた。
正志は遊ぼうと誘うが里香は糸子の手伝いがあって朝が早いからと断わる。
翌日、里香は早起きをして、糸子の手伝いをするのだった。

昼になると譲の父親をはじめとして大勢の年配の男性が糸子の家にやってくる。
男性達は豪華な昼食やお酒を味わいながら、話に華を咲かせる。
実は集まった男性達は妻に先立たれた男性達だった。

糸子は一人御飯を食べているかもしれない周防の事を思いながら、食事会を催しているのだった。