カーネーション あらすじ 第127話(尾野さん最終話)

昭和48年9月14日、
岸和田は昨年、TV全国放送で紹介されたせいで“だんじり祭”は例年以上に盛り上がる。
糸子の家にも多くの客が来るため、糸子達女性人は朝から大忙しだった。

木岡、木之元、北村達が朝から飲み始め、昼くらいには東京からジョニーや白川ナナコといった芸能人や原口達がやってくる。
パリからも斉藤源太がかけつけ、糸子の家は入りきらないほどの大人数となった。

そんな中、糸子の母・千代の姿が見当たらなくなり糸子と昌子は探しに外へ行く。
すると恵につれられ千代が戻ってきた。
千代は善作がどこに行ったか探しに出たという。

「お母ちゃん!お父ちゃんはとっくに!」
「先生!」
恵は糸子を止め、千代に善作はあいさつ回りをしてると伝えた。
自分の母がそうだったと恵は糸子に説明した。

夜、二階の部屋で糸子は北村に東京へは行かないと断わる。
「ウチの宝は全部ここにある」
糸子は窓から祭の様子を見下ろしながら愛おしそうに言った。
北村は、ここいたら無くす事に一人で耐えなければならない…それは辛いことだと糸子に伝えるが糸子は、何も無くさないと笑顔で答えるのだった。


―そして、12年の月日が経ち、昭和60年10月。

糸子は朝帰りをした孫の里香に起された。