カーネーション あらすじ 100反再び

糸子は優子の娘・里香と直子のショーを見に東京へ行く。
面倒だと里香は嫌がるが糸子は、優子は絶対にショーには来ないと里香に告げる。

直子のショーの控え室に訪れた糸子と里香は、ショーの模様をテレビで観る。
糸子は直子のショーを見ながら目を輝かせる。

ショーが終了するとホテルで祝賀会が催される。
直子は姪である里香が着ているジャージを怪訝に思うが、貫き通すように里香に言う。
そして糸子はそのまま里香を3日間、東京を引きずりまわす。
おかげで岸和田に戻った里香はすっかり夜に寝るようになるのだった。

ある朝、オハラ洋装店の向かいに開店する店を不思議そうに糸子が見ていると店主・篠山真が現れる。
篠山は糸子に金券屋であることを伝える。
それに対して糸子は『おかしな商売』と笑うのだった。

またオハラ洋装店の隣の不動産業屋が儲かっていると従業員の山口孝枝から聞いた糸子は、北村のことを思い出し、「最後まで、あと一歩が足らん人生やったな」と写真に向かって言う。
りんどうの会という着物の勉強会がオハラ洋装店で開催され、着物を着た客が集まる。
そこにかつて、糸子が助けた生地問屋・河瀬のひ孫・譲(ゆずる)が現れ糸子に挨拶をしてくる。譲の隣には京都の老舗呉服屋15代目の吉岡栄之助がいた。
吉岡は糸子に挨拶をすると相談したい事があると言い出す。
糸子は断わるが、数日後、吉岡は生地を持って現れる。

吉岡は間違いで100反の生地を買ってしまったので助けてくれと土下座する。
かつて、生地問屋・河瀬の店を救った事を糸子は思い出す。
「また100反かいな…」


=========== 感想 ====================

懐かしい…糸子が善作に頼まれて100反もの生地を仕入れたエピソード…なんだか随分昔のようだ。苦難を乗り越えるドラマが毎回展開されていたけど、ここしばらくは、もう娘も成功したし、糸子自身も困難に立ち向かうこともなくなってしまった。
あの頃が正直一番面白かったかも。
だから新章に入って久しぶりの糸子に難題が与えられたのは、嬉しい。
どうやって糸子が打開していくが楽しみ。
とはいえ、娘3人はどうやら世界的なデザイナーだし、芸能人(ジョニーと白川ナナコ)とも仲がいいので、さほどピンチではないと思うが…
里香が着ているジャージ、字幕表示では『ジャージー』ってなっていたので気になって調べたら…語源はイギリスのジャージー島の漁師の作業着の生地らしく、ジャージーとなっていた(Wiki)。