カーネーション あらすじ 第117話

昭和39年8月のある日、糸子は北村に見せてもらっ洋服の流行(モード)を雑誌で見ながら感心していた。
北村は、糸子がモードは理解できないと先日まで言っていたことに首をひねるが、直子と優子のデザインを見るようになった糸子は最近、面白くなってきたと述べる。
聡子は糸子が自分と一緒に姉達のデザイン画の模写をしていると北村に教える。

糸子は月に一度、東京から送られてくる直子と優子のデザイン画を楽しみにしていた。
2人が送ってくるデザイン・モードを“だんじり”のように感じていた糸子は少しずつ引退を考えるようになっていた。

ある日、東京から帰ってきた優子は聡子のデザイン画を確認すると聡子を一人前と認めるが自分達のようなデザイナーを目指すならここからが勝負とハッパをかける。

その時、聡子に服を作ってもらおうと鳥山と言う洋菓子店の女社長が現れる。
糸子は半人前を理由に断わろうとするが鳥山は譲らない。
優子と糸子は、いつも手を焼いてる鳥山の注文に参るが聡子は初めての注文に一生懸命にデザインを練るのだった。

夜、一人晩酌する糸子は、自分が父・善作が店を譲った年齢50歳越えて51歳になっていること、そして自分も店を譲る事を考えていた。

翌日、聡子が自分ではなく優子にデザインの相談を持ちかける光景をみて
近いうちに善作のように潔く店を譲ると決めるのだった。