カーネーション あらすじ 第118話

昭和39年9月、初めての注文を受けた聡子は鳥山に完成した服を試着させる。
『聡子の好きに作っていい』とデザインを見た時に言っていた鳥山だったが、丈の短さに激怒し、服を聡子に投げつけると帰ってしまう。

鳥山は、以前から面倒な客だったので鳥山の『金輪際、店に来ない』と捨て台詞に喜ぶ糸子達だったが、聡子は泣き出してしまうのだった。

昭和39年9月14日、だんじり祭になると糸子の予想通り、落ち込んでいた聡子はすっかり回復する。
聡子は帰省していた直子に鳥山に返された服を見せるが直子は絶賛する。
そして優子や糸子のように客に媚を売る必要なく、自分の好きなデザインをとことん作るようにアドバイスをする直子に聡子は頷く。

夜、北村は『一流のデザイナーを育てる計画』が破綻した事を糸子達に言った。
糸子は『それみたことか!』と言うが、北村は『やってみないとわからん』と反論し、直子も賛成する。
更に北村は最近始めた不動産業で岸和田にいい空き店舗があると糸子に購入話を持ちかける。しかし糸子はあっさりと断わるのだった。

そのあと、一人で店の前に置いた椅子に座って祭の様子をみていた糸子の隣に北村が座る。
北村は何かを糸子に尋ねようとするが言葉に出来ずに、思っていた事と違う話をしてしまう。
翌日、直子が北村に岸和田の空き店舗の件は糸子に内緒で置いておくよう伝え、東京に戻っていった。