カーネーション あらすじ 第124話

玉枝の余命が半年と聞かされてから1年8ヶ月が過ぎていた。

高齢のせいで病気の進行が遅いということもあり、玉枝は元気に過ごしていた。
ひな祭りでは、小原家で一緒に食事をし、息子2人と亭主が先に待っているから何も怖い事はないと上機嫌。
糸子は、自分の知らない境地があると感心するのだった。
それから半年後の朝、玉枝は穏やかに亡くなる。


昭和47年11月、直子の店に斉藤源太が訪れる。
源太が直子の店を褒めていると、直子の手伝いで働いていた聡子が帰ってくる。

源太は聡子もデザインの道を目指すようになった事に驚き、パリで修行したいなら自分の店で雇うという。


聡子は直子と優子、オハラ洋装店を忙しく手伝う身で、恵は婿など取らなくても、オハラ洋装店の跡継ぎになれるのではないかと糸子に進言する。

それを聞いた糸子は、聡子にその意志があるかを確認するが聡子の返事は曖昧だった。
聡子の返事の様子がいつもとかわりなかったので糸子は、気にせず、そのまま話を進める。


昭和47年12月31日
大晦日、糸子は帰省した直子と優子に聡子が店を継ぐことを発表する。
しかし聡子はロンドンに働きに行きたいと言い出す。

直子と優子は店を継ぐように言うが、聡子は一生姉達の手伝いになってしまうから
誰もいない場所で1から頑張りたいと述べた。

店を継ぐことを望む直子と優子は必死に聡子を説得する。
すると糸子は、聡子にロンドンに行く許可を出すのだった。