カーネーション あらすじ 第123話

北村が糸子の家に来て「死んだ」と伝えてから一週間後。
糸子は繊維組合の組合長:三浦から亡くなったのは周防の妻と言うことを知らされる。
三浦は北村が糸子に伝えると言ってきかなかった事を告げる。

その夜、糸子は周防の姿を思い出していた。
『一緒におった時間より思い出してる時間の方がずっと多なってしもた…』


聡子の仕事ぶりも様になって来たようだったが、経理の恵と縫い子の昌子は、まだ聡子には早いと糸子に伝える。
糸子は、ならば聡子に会計などもできる婿をとればいいと案を出し、過去に聡子が連れて来た男性を思い返した。
しかし、その様子からまだまだ先の事だと糸子は思うのだった。


そんなある日、八重子が糸子を訪ねてくる。
八重子は検査の結果、義母玉枝の余命があと半年と告げる。

その日から糸子は、八重子が入院している病院に通うようになる。
糸子は最後まで穏やかでいて欲しいと明るく振舞うが、ある日の夕方、玉枝が戦争の番組を観たことを聞く。

テレビを観て、玉枝は息子の勘助が心に病を負ったのは、勘助が“やられた”のではなく“やった”方だったからだと理解する。
玉枝が呆然とするなか、糸子はその姿に涙を流すのだった。