カーネーション あらすじ 第111話

直子がオハラ洋装店に電話した時、店には警察が押しかけていた。

そんな事は知らない直子は、電話に出た松田恵に優子への一生に一回の伝言を伝える。

小さい頃から目標だった優子に再び自分を抜かして目標になってほしいと。

しかし、松田恵は警察と糸子の会話を聞いていたので直子の伝言は頭に入る事はなかった。


翌日、北村の逮捕により噂が立たないように糸子は組合に顔を出す。

三浦は、糸子との共同事業の失敗は北村にとって傷は深いと説明するが初犯で済んでよかったとホッとしている様子だった。

糸子が責任を感じ、落ち込んで帰宅すると家の前で聡子と優子、千代が爆竹を鳴らしていた。
落ち込んだときは爆竹がいいという聡子のアイディアだった。

そして優子は心を入れ替えて接客することを糸子に約束する。


昭和34年10月、オハラ洋装店では優子の結婚式に行く支度をしていた。

優子は奇抜なドレスを着ている直子を注意する。
着替えるように糸子に言われた直子が店を飛び出すと店の前で居心地悪そうにしている北村と出会う。

『招待されたが自分は式に出る資格がない』と頑なに帰ろうとする北村だったが直子と優子がひき止める。

結局、式に出ることになった北村とひきとめた娘達をみて糸子は、いつもの茶番だと思うのだった。


================ 感想 ===============================

北村が小原家にとって大事な存在になっていた所がちょっとジーンときました。(デマ広めていたときは、腹立ったけど)北村からしても3姉妹は娘同然なのかもしれない。
今日は直子が人間らしく見えたし、優子の成長が見て取れた回でもあって満足できた回だった。直子と優子が今日の回で成長していいライバル関係になりそうなキッカケでいいと思う。
直子は優子に対する苛立ちが今日の冒頭のような台詞に帰結すると気づいたし、優子もいやいや店を継ぐのではなく『自分が店を守る』という意識を持った。
だから結婚式前の優子と直子の会話は、今までに無くスムーズだったのかな。
そんな娘の成長と共に糸子のオヤジ化は進む(笑)酒飲んで雑魚寝って…。