カーネーション あらすじ 第110話

妊婦の客を倒れてしまい、優子が落ち込んだ日に妹の直子が装麗賞を史上最年少で受賞したという知らせが入る。

装麗賞とはデザイナーの登竜門的存在で優子が受賞できなかった賞である。

受賞により、直子は雑誌に掲載され新聞の取材等がオハラ洋装店に押しかける騒ぎとなっていたことを糸子は店に訪れた八重子に説明した。

優子は落ち込んでしまうが糸子は普通に振舞おうと心に決めていた。


そんなある日、直子から電話があり優子が出てしまう。

優子は、祝いの言葉をかけるが直子は優子の態度が気に食わず、糸子に優子を怒るように伝え電話を切った。

優子が落ち込む中、北村がやってくる。
北村は糸子に昨年末、糸子が作った服が完売したと生地代を糸子に渡した。


― オハラ洋装店に妊婦の客の母親が優子に会いにやってくる。

母親は優子に娘のサックドレスを褒め、礼を言うと自分も作ってもらいと伝える。
しかし、直子の受賞を引きずっている優子は、上手く接客ができないでいた。

それを見かねた糸子は優子に『もう店に出るな』と叱責する。

何もする事がない優子はテレビをみていた松田の横でテレビを観るのだった。
それを見た糸子は優子を注意すると優子は大声をあげた。

「どうせウチには直子ほどの才能も無い!
店に出たかて迷惑ばっかりかける!
どないしょうもない役たたずの邪魔者よ!」

「ひがむんもいい加減にせえ!」
糸子は優子を叩き二人はもみ合いになる。

夕方、警察が糸子の前に現れる。
糸子は親子喧嘩のことかと思うが警察は別のことを口にする。

「一昨日、北村達雄を詐欺罪で逮捕しました」


============== 感想 ====================

優等生の優子が卑屈な女性になってしまう…なんだか切ない展開。
『褒められたい、認められたい』という気持ちが原動力の優子としては、妹に負けることは本当に悔しいと思う。
優子が糸子に反抗するのは初めての反抗期なのかも。
そんな中、ほっしゃんの逮捕…糸子、大変ですな。