カーネーション あらすじ 第90話

夕方、糸子は心斎橋の工場から岸和田に帰ってくる。

ボーっとしている糸子を見た電気屋主人・木之元が声をかけた・
「…熱、あんちゃうけ?」

「無いわ!…熱なんか無い!!」
糸子は大急ぎで井戸で顔を洗い、周防が糸子に言った事を頭から必死に振り払っていた。

『うちの指導が受けたかっただけや!うちに会いたかったんとちゃう!』

次の日、糸子は周防の完成させた婦人服の試作品を見る。
上下に分かれた服装のアイディアを褒め、これなら絶対売れると確信する。

しかし、北村は生地代がかかりすぎだと激怒する。

言い争いをしても解決しないと思った糸子は北村を小原洋装店に連れて行き、婦人服を売っている店の様子を実際に見せることにする。

店が閉まる頃、北村は糸子に『女の商売なんかしないほうがよかった』と言い出し、糸子と再び一触即発の雰囲気になる。

その時、糸子の母・千代が北村に夕飯を食べていくように誘う。

北村は遠慮するも縫い子達に抑えられ小原家で夕飯を食べる事に。

千代の厚いもてなしに北村は上機嫌に酒を飲むことに。

翌日、二日酔いになりつつ北村は周防に告げる。

「女も服もよう分からへん。全部こいつに任せら」

工場を出て行った北村について周防が糸子に尋ねる。

「何のあったとですか?」

「ようわからへんけど…
毒気を抜いてもうたみたいで…お母ちゃんが」