昭和23年になり、糸子の叔父・松坂正一が善作達の仏壇に手を合わせた。
松坂正一は糸子の妹3人が全員、嫁に行ったことを褒めるが千代は、全員がいなくなったのは寂しいという。
「糸子がおるやないか」正一が糸子を見て千代に言った。
「糸子は…息子やさかい(笑)」千代は答えた。
三人が勇の祝言の時の写真をみていると2階から優子と直子が暴れる音が響いた。
糸子は2階へ行き、優子と直子を叱る。
小原洋装店はミシンや縫い子を増やし休みなしで働いても注文が追いつけない程の繁盛になっていた。
糸子は娘三人が学校から帰ってくると面倒がみれないので安岡美容室へ行かせていた。
ある日、経理担当の松田から泉州繊維商業組合の組合長が料理屋に来るようにと糸子に伝言する。
しばらく組合に顔を出していない糸子は嫌がるが松田に強くすすめられ料理屋へ向かう。
久しぶりに会う組合長・三浦は同席している北村の事を助けて欲しいと糸子に頼むのだった。