カーネーション あらすじ 第77回

昭和20年10月、進駐軍が来ることがわかると糸子達の商店は皆、店を閉めてしまう。

糸子達もラジオを消し、戸、カーテンを閉め隠れた。

進駐軍の2人組みの男性は、静まり返った商店街を見て不思議に思い、店の戸を叩いて声をかけるが、誰も応答しないので帰ることにする。

その時、糸子の長女・優子と侍女・直子が商店街にケンカをしながら帰ってくる。

進駐軍の2人はケンカを止めようと直子と優子を引き離そうとするが、糸子や町の住民達は勘違いをしてしまい2人を取り囲んでしまうのだった。

この頃、糸子達は払い下げられた生地で着る物を作っては闇市で物々交換して食べ物に代えていた。

そんなある日、糸子を訪ねて元・踊り子のサエが店にやってくる。

サエは、戦争が終わった事で女性達はオシャレをしたがっていると説明する。
「男が“だんじり”曳かんならんように、女はオシャレせんならんねん!」

洋服にできるような生地が手に入らないので糸子は残った生地で試しに洋服を作り店頭に飾ると、サエの言う通り、たちまち店は女性客で賑わうのだった。

糸子は、女性客達を見てもっと良い生地で良い洋服を作ってあげたいと思うのだった。


=============== 感想 ===============================

長谷ヤス子さん…ちょいちょい節目節目に出てきますね~
最初は、ただの厚かましいおばちゃんでしたが、今では小原洋裁店の青い鳥のようです。
サエも勘助が惚れていた頃は、高くとまった女性でしたが今では糸子のよきアドバイザーですもんね。思い返してみるとサエがドレスを作ってから糸子の道が開けたのでこの辺は勘助のおかげによるところが大きいかもしれません。
実話ではどうなんでしょうかね?
「男がだんじりを曳く様に女はオシャレをするもの」という台詞、これって大阪の人には物凄い説得力ある言葉なんでしょうね。