カーネーション あらすじ 第74話

糸子達は避難するが結局、岸和田の街は無事で早朝に糸子達は家に帰る。

家に戻った糸子は持ち出さなかった善作の位牌と写真を丁寧に布で包むと非常袋に入れた。

この空襲警報を境に週に一度だった防火訓練は週二度になった。
貧血で倒れこむ女性に澤田が怒鳴った。
「B-29は130機もいてるんや!貧血なんか起してたら焼かれてまうちゅうんや!」

糸子は膨大な数の前にバケツなんか意味がないのでは?と疑問に思う。

祖母・ハルや子供達を疎開させるため、糸子はある農家に家を借りる事にする。
夏は虫が多いというが広く、畑の仕事を手伝えば食料も分けてもらえると好条件だったため糸子はそうする事に決める。

疎開を嫌がる祖母・ハルを無理やりリアカーに乗せ、千代、娘達はその疎開先で生活する事になった。糸子は貸主に肌着を提供し早速食料をわけてもらった。

糸子の幼馴染で料亭の女将だった吉田奈津は町民に追われていたが杖を突いた男性に助けられる。
助けた男は奈津が空腹だと知ると奈津の手を取りどこかへと連れて行くのだった。

6月になると警報は朝から晩まで鳴るようになった。
糸子達はその度に避難するので、夜は寝られず疲労がたまっていく。
加えて糸子は食料を運ぶため疎開先と小原洋裁店を行き来するため体力を消耗し遂には貧血を起してしまう。

梅雨が明け、7月になると糸子の疲労はピークに達した。
仕事をせずに床の上で寝ていると封筒が届く。

「ご愁傷様です」と封筒を届けた男は糸子に頭を下げた。

糸子は手渡された封筒を呆然とみていた。


=========== 感想 ===========================

年末、いつまでカーネーションがやるのかな?って思って調べてみたら、なんか明日までらしいです。
明日でとりあえず前編終了ってことですね。
年明けはいつからかな?毎日楽しみで見ているのでちょっと辛いかも…

今日は戦争が激化していったのと最後、勝の知らせをうけとるというなんともシリアスな展開の回です。
最後、手紙を受け取った糸子が茫然自失する後ろでセミだけが鳴いてる。
すごい印象的な終わり方でした。
これが明日の回でなくてよかった…。