カーネーション あらすじ 第73話

昭和20年1月3日

糸子は三人の娘と共に神戸にある松坂の家を訪れてた。
祖母である貞子や叔父の正一、従兄弟の勇達は喜んで迎えてくれる。
そんな中、祖父・清三郎は少し認知症がすすんでいた。

祖母・貞子は姫路の山荘に疎開する考えを打ち明ける。
しかし正一、勇は工場があるからと神戸に残る事を糸子に伝えた。

清三郎は、千代の名前を呼ぶと貞子は糸子の事を千代と勘違いしていると説明する。
千代のフリをしてあげてくれと正一が言うと糸子は清三郎の近くに行った。

清三郎は善作に対して申し訳ない事をしたと懺悔する。
「よう拝んどいてくれ『松坂の父が許してくれ言うとった』て」

岸和田へ帰ることになった糸子達を貞子達は玄関まで見送る。
貞子は糸子を抱きしめ
「糸子…あんた、生き伸びや…必ず必ず、また顔見せてな」と伝える。

3月になると東京、名古屋で空襲が始まってしまう。
そして3月13日、糸子達が寝ているとサイレンが鳴り響く。

慌てて防空壕に逃げるよう指示する糸子だったが縫い子・トメが逃げようとしない。
すると祖母・ハルが自分はトメのたまに残ると言い出す。
糸子は仕方なく、妹達と縫い子を先に避難させる。

トメが正気に戻り避難しようと言い出したので糸子達は店を後にする。
しかし糸子は善作の位牌と写真を置いてきたことを思い出す。

『ま、しゃあない…堪忍や、お父ちゃん。縁があったらまた会おな』

糸子はハルをおぶっているトメと共に防空壕へ急いだ。


============ 感想 =====================================

遂に本格的な戦争シーンに突入してしまいましたね。
前作『おひさま』とは、だいぶ違う印象ですが…糸子、冷静です。
たしか、井上真央さん演じる陽子は湯のみとか取りに行ったりしてたような…もう忘れてますが。
あっさり『堪忍な』って迷いなく置いていくあたり素晴らしい判断力です。
やはり商売を成功させる人って違うんだなって思ってしまいます。
でも千代やハルも完全に忘れてますからね(汗)