カーネーション あらすじ 第71話

昭和19年春、パーマを供出させられ閉店することになった安岡髪結店の八重子が糸子の店で働く事になった。
朝食の準備をする八重子は糸子に息子・太郎が海軍に憧れていることを言った。
糸子は、それは“だんじり”の大工方への憧れに似てると、昔、泰蔵の大工方姿を見た自分が大工方になりたいと思ったことを打ち明けた。
泰蔵に憧れていた奈津を思い出すと奈津からの電話が鳴る

待ち合わせ場所の喫茶店が閉店していたので糸子と奈津は、吉田屋で話す事に。

「この店、買わへんか?」奈津は、おもむろに糸子に尋ねた。
奈津は店の借金が1万円あるので一万円で店を買わないかと糸子に持ちかけた。

糸子は、膨大な金額まで借金が膨れ上がった事を責めた。
「一万円て…遅いわ!助けちゃりたいけど助けちゃれるか!」
「助けてくれなんか言うてへんわ!」奈津は糸子を睨んだ。
そんな大金はないと糸子が答えると奈津は帰るように言った。

糸子は店に帰り八重子に相談する。
八重子は一人で店を守ってきた奈津らしいと糸子に言う。

神戸の松坂家へ話を持ちかけるも断われてしまうが、なんとか助けてやりたいと糸子は、翌日、自分の店で働くように奈津に伝えに行く。

吉田屋に到着すると男性が吉田屋の女将と母親は逃げたと糸子に伝える。

糸子は誰も居なくなった吉田屋の戸を泣きながら思いっきり叩いた。
「ボケ!!逃げてどないすんや!!どないんすんや!」


============= 感想 =================================

ちょっと前、奈津と糸子がケンカして
『うちと奈津はこんな関係がええねん!』みたいな事を思っていたのが伏線だったんですね。糸子は奈津とは何でも言い合える仲だと思っていただけに悔しいでしょうな。
神戸の家に電話したときには『松坂家購入キター!』と思ったんですが…そう話は簡単に進まないようです。
この時代、料理屋とか閉店されていたんですね…知りませんでした。
ですが、前回の『おひさま』ではそんな事は一言もなかったんですけど…(笑)
供出やら営業停止やらで大変なご時勢ですが…糸子が昔世話になった『桝谷パッチ店』や生地屋『末松商店』は大丈夫なんでしょうか?
特に紳士服が禁止された『紳士服ロイヤル』とかはかなりピンチなんじゃ…