カーネーション あらすじ 第66話

昭和18年4月になり優子は小学校へ通いだす。
優子を幼い頃から面倒見てきた善作は朝から糸子に小言を言う。

すっかり元気になった善作を糸子は恨めしく思った。
「ヨレヨレ寝とってくれるぐらい大人しいて丁度良かったわ」

そんなある日、隣で履物屋を営む木岡保男が温泉に行こうと話をもちかけてくる。
善作は家でじっとしているより温泉に行ったほうがいいと、すぐにでも行こうと保男に話す。
千代から温泉の話を聞いた糸子は反対し、善作を止めようとするが幸せそうにガイドブックを広げて寝ていた善作の寝顔に何もいえなくなってしまう。

糸子は木岡保男と妻・美代に相談し、美代は「何かあったらどうする」と糸子と同じで反対するが保男は善作の笑顔に何も言えなくなったと説明する。

店で火傷前と変わらず善作は働き始めたのを見て糸子は、善作の温泉旅行を引き止める事を断念する。そしてお守り代わりとして旅行のために新しく“国民服”を縫うのだった。

旅行当日、善作は迎えに来た木之元栄作、木岡保男、奥中宗次郎達に糸子に作ってもらった国民服を自慢する。
糸子は取っておいた日本酒を水筒に入れ善作に持たせる。
服の礼はなかなか言えないが酒の礼は、きちんと伝えることができる善作に糸子は少し呆れるのだった。

善作達が旅行へ行った後、糸子は店の帳簿に『オハラ洋裁店店主小原糸子』と書いてある字を見つける。それが善作が書いた者であることを知った糸子は初めて善作に認められたような気がして嬉しくなる。

夜、帳簿の字を眺めていると電報が届く。
そこには善作が危篤状態になったことが書かれていた。

糸子は、落ち着こうと自らに言い聞かせ、旅館の住所を尋ねるため木岡美代を訪ねようと家を出た。すると放心状態の美代が店の前を歩いていた。

「糸子を頼む」と温泉にいるはずの善作に言われたと混乱している美代。
その瞬間、糸子は善作の幻を見る。
「待って…待って…行かんといて…お父ちゃん!!」
糸子は泣きながら善作の零体(?)を追いかけるが善作の姿は消える。
4月27日、善作は59歳でこの世を去ってしまう。


=========== 感想 ===================================

まさかの善ちゃんの旅先での訃報。
カーネーションを盛り上げてきたキャラだけに来週からいなくなるのは寂しいです。
助かると思ったんですけどね~
木岡のおばちゃんの判断は正しい!行かせなきゃ良かった!って続くのかな?
だとしたら糸子とか可哀相。
予告をみてもサッパリな感じで…どう続いていくんでしょうかね。