カーネーション あらすじ 第59話

写真に写る女性をみて善作と糸子は同時に声を出した。
「菊乃!!」
善作が菊乃の名前を発したので問い詰めるが善作はしらを切る。

糸子は、歌舞伎座に勝と行った日の事を思い返した。
糸子の知らない勝の一面を見たような気がしていたが、それが単に糸子の知らない間に勝が遊んでいただけだったということに気がつき糸子は腹が立った。

仕事が手につかない日を送っていると
隣の電気屋を営む木之元をつれて善作が店にやってきた。
木之元は勝がまだ大阪にいるという情報を知人から聞いたと教えてくれる。
善作は早速会いに行こうと糸子を誘うが糸子は断わる。

ふてくされている糸子に善作は
「喚くな!男の浮気にひとつやふたつで!」とつい口をすべらせてしまう。

頭にきた糸子は吉田屋に向かった。
勘違いしていた奈津は旦那が芸妓と逃げたことをばらしてしまう。

糸子は奈津に男の勝手な論理で事実をグルになって捻じ曲げようとする性根が気に食わないと愚痴をこぼす。
奈津は話を聞くが、自分で解決しろと糸子を追い返そうとする。

「ほんで、あんたの旦那は何ちゅうてんよ?」
奈津は最後に糸子に質問した。
「それが出征してしもてな…」
「ハッ!尚更もうどうでもええ話やんか!シャッキとしぃや!」
奈津は糸子を部屋から追い出した。

『女同士はこれでええんや』
奈津の対応に糸子は満足する。

帰る途中、糸子が歩いていると仕事中の安岡泰蔵と出くわす。
2人は以前のように会話をすることもなく軽く会釈をしてすれ違うのだった。

吉田屋からの帰り道、糸子は勘助の兄・泰蔵が向こうからやってくるのが見えた。
糸子は泰蔵と目が合ったので軽く会釈をすると泰蔵も軽く会釈した。

糸子は、顔を上げると雪が降ってきたことに気がついた。


============= 感想 ===========================

勝の浮気については確定してないけど糸子は確信したみたいですね。
女性の勘ってヤツ?
途中、糸子の勝手な勝の浮気妄想が入ります(笑)
「女同士はこれでいい」みたいな事を最後に糸子は強く思いますが泰蔵とすれ違って玉枝との事を思い出したんでしょうかね。
最後の泰蔵とのすれ違いシーンは、セリフがないんですが心にじ~んと来ました。