カーネーション あらすじ 第50話

神戸で静養していた糸子は退屈をしていた。
ラジオを聴いたり、レコードを聴いたり本を読んだりしていたが一向に落ち着かなかった。

その頃、松坂家では、代々続いている松坂の紡績工場を軍の衣料品を作るかどうか議論していた。

清三郎の後を継いで経営者となった糸子の叔父・正一は、立て直すチャンスがあるはずと軍服を作ることに賛成し、そうする事で松坂紡績を残せると意見するが糸子の祖母貞子は軍服を作る事に断固、反対していた。

そんな議論を廊下で聞いていた糸子もまたオハラ洋装店が心配になる。

松坂家が皆、紡績工場に行ってしまったので糸子は女中に『今から夜まで寝るから起さないでほしい』と言って気づかれないように岸和田に向かった。
しかし家に着く前に陣痛が始まってしまい、道端で蹲ってしまう。
そこに運よく近所で電気屋を営む木之元栄作と出会い、糸子は小原家に運ばれた。

長女・優子を出産したときは異なり、継続して痛みがあり苦しむ糸子。
一階では糸子を心配し勝と善作が右往左往していた。

善作は、糸子の痛む様子から男子が産まれてくると確信したが、なかなか産まれない事に不安になり、生まれてきたら男子でも女子でも構わないと神頼みをする。
勝も善作にならい、サルでも犬でも構わないと両手をあわせる。

そして陣痛が始まってから10時間、無事に女の子が産まれる。
一同は可愛いというが祖母・ハルだけは
「かいらしいか?猿みたいやんか(笑)」と笑うのだった。

生まれてきた子は、素直になるようにと直子と名づけられた。

糸子は玉枝の家に直子を紹介しに行くと、玉枝は勘助からの葉書を糸子にみせてくれた。
相変わらず汚い字だったが、当たり障りの無い事を書いている内容に糸子は、自分の知っている勘助ではないような感じがしていた。


======== 感想 ====================

出産ペース早っ!というわけで、無事に二人目です。
どこまで実話かは判りませんが、道端で陣痛ってこの時代ではかなり危険な事ですよね。
木之元のおっちゃん、ナイスです!ナイスリアカーです(笑)
さて、当たり障りの無い内容を書くようになった勘助はどうしたのでしょうか?
なんかの前フリ?早く日本に帰って来て「糸や~ん」といつものすっとぼけた声を聞きたいものです。