カーネーション あらすじ 第51話

昭和15年、物資の不足により菓子屋に栗饅頭が置いてない事に糸子は腹を立てた。
仕方なく、菓子屋にあった大福を買い、不平不満を言いながら糸子は店に戻る。

店に帰ってからも日本政府の非難をしていた糸子だったが縫い子の昌子や妹の静子に注意されてしまう。

この年の7月、ぜいたく禁止令なる政令が出たことで、100円以上の服を売ることができなくなっていた。
糸子は、原価ギリギリで商売をしていたため繁盛していたが利益は少しだったため縫い子の昌子に指摘されてしまう始末だった。

そんな中、次女・直子を預けていた婦人が直子を引き渡しに店を訪れた。
婦人は色んな子供を預かってきたが直子は別格、猛獣と称して、もう明日から預かりたくないと断わり、疲れた表情で帰っていく。

暴れん坊の直子を昼間、誰かに見てもらわなければ仕事にならない糸子は善作に頼み込む。
既に優子の面倒をみている善作は糸子の頼みをあっさりと断わってしまう。

数日後、善作に電話で呼び出された糸子は善作の知人で生地問屋を営む河瀬という男と会う。河瀬は生地を取り出し糸子に見せた。

「ここに一本だけ金糸が入ってますやろ?
これでこの生地は贅沢品やちゅうことで販売禁止を食ろてしもたんやし」

河瀬は生地上の一本の細い金糸を指差した。

善作は、この生地が河瀬の蔵に沢山あり商売が困ってるので糸子に買ってやれと口にする。
とりあえず生地を一反買う事にした糸子は、代わりに河瀬に直子の子守を願い出る。

直子を無事、河瀬に見てもらうことになった糸子は上機嫌で岸和田の店に帰る。
しかし、夕方には直子の面倒を見ていた河瀬のところの少女が泣きながら直子を送り届けに来るのだった。