カーネーション あらすじ 第46話

勝手に進められた結婚の事で周りから祝福されることに違和感を覚えていた糸子は、自分の手柄は仕事で得るものだと白髪男性の仕事の依頼を喜んで引き受けた。

翌日までに300坪のテントを縫うという仕事に糸子は苦戦する。
布が厚いため縫うのに力が必要なため糸子は膝を痛めてしまう。
なんとか仕事を完成した朝には倒れるほど悪化する。

隣に住む木岡保男が糸子を病院に“だんじり”ばりの走りをみせたおかげもあり糸子はなんとか歩けなくなる事は回避するが、一週間はミシンを使ってはいけないと医者に止められてしまう。

祝言が近づくにつれ糸子は憂鬱になっていたが祝言代わりにと洋服を注文してくれる客も増えたおかげでなんとかその月の小原呉服店の売上は黒字になる。
しかし作業しては膝を痛めるので糸子は病院通いが常になってしまっていた。

ある日、糸子は看護婦の服装が和服である事に気がつき、医者に看護婦は清潔で動きやすい洋服にするべきだと提案、見事に10着のナース服の依頼を受ける事に成功する。
祝言翌日が納期だったことに気がつくが、祝言前に終わらせれば問題ないと糸子は、再び作業を再開させる。

祝言当日、千代、ハルが呆れる中、糸子はナース服を作っていた。
「時間には間に合う様に行くよって。先いっとって!」
糸子が作業を止める気配もなかったのでハルは千代を連れて祝言の行われる吉田屋に向かう。

夜、招待客が集まる吉田屋に糸子の姿はなく、若女将である吉田奈津は苛立っていた。
「なんで花嫁がこんな遅れてんや!(怒)」
祝言が開かれる部屋では糸子抜きで始めようと川本を善作が説得していた。
川本の了承を得ると善作は花嫁不在のまま祝言を始めてしまう。

祝言が始まっても会場に姿を現さない糸子に奈津は我慢ができず、小原洋裁店に迎えに行く事に。

「アンタァ!ええ加減にしぃや!」
奈津が勢いよく小原洋裁店の扉を開けた。
「…何?」
目の前に糸子が倒れていたので奈津は目を丸くした。