カーネーション あらすじ 第41話

見事に生地屋の末松商店を繁盛させることに成功した。
最初に訪れ糸子に裁断してもらった客・長谷ヤス子が娘と共に生地屋を訪れた。

ヤス子は正月用に洋服を作りたいが前回と違って尻が目立たないようなデザインにしてくれるように糸子に頼む。
糸子はギャザーをいれてみてはとデッサンをしながら提案する。
描いた絵が上手かったのでヤス子はサービスに入れたら客は喜ぶと再びアドバイスをし、その効果あって、末松商店はさらに繁盛する。

糸子は急激に繁盛した理由は岸和田の女性達が洋服を着るようになったからだと分析し、洋服屋を開くなら今しかないと心に決めた。
糸子が帰りに買ったケーキを囲んで楽しそうにしていた小原家の女性達だったが、善作が酔っ払って帰ってきたので一気に白けてしまう。
酔っ払って上機嫌の善作に糸子は、生地屋を年内に辞め年明けから洋裁屋を始めると善作に言った。上機嫌だった善作の表情はみるみる赤くなった。

「わがが決めたらそんでええ?偉うなったもんやのう!」善作は怒鳴った。
「そうや!偉なったわ!お父ちゃんが毎晩毎晩酒ばっかり食ろうて酔っぱらっているうちに偉なったんや!悪いけどなお父ちゃんより今はうちのがよっぱどこの家支えてるんや!」
「…なんやと!」善作の手が怒りで震える。
「殴りたいんやったら殴ったらええ!けど商売だけはうちがしたいようにさせてもらう!」
怒りが頂点に達した善作は糸子の横顔を殴って部屋を出て行ってしまう。

祖母のハル、母・千代達は必死に糸子を慰めるが糸子は荷物をまとめて神戸の祖父の家に行く。しかし、神戸の家はすっかり叔父・正一の家となっていた。

すっかり衰えてしまった祖父母を見て糸子は悲しくなった。


この人らはうちを守ってくれる人らやのうて
…うちが守っちゃらなあかん人らなったんや。

ここはもう…うちが甘えられる場所やない