カーネーション あらすじ 第37話

同級生の吉田奈津の父、吉田克一の葬儀に奈津はきっと自分(糸子)に来てもらいたくないはずと糸子は考えていた。
しかし、行かないというわけにもいかず、糸子は父・善作に連れられ葬儀に。
糸子は奈津の視線を感じながら、参列した事を心の中で奈津に謝るのだった。

紳士服店のロイヤルは、川本が予想したとおりダンスホールの踊り子達が一斉に客としてやってきて大反響となった。次から次へとドレスの注文が増える中、ロイヤルの店主は3日に1着のペースで作るように糸子に命じる。

糸子は仕事が雑になってしまうと反論するが店主は背広と違いドレスは遊びで着る服なので構わないと説明する。
納得できない糸子だったが客が一日でも早くドレスを着て踊りたいとの多くの要望に応えるため、布を直接体にあてて裁断するという手法をあみだし作業時間を短縮させる事に成功する。
しかし店の職人達から「ドレスはオモチャ」と馬鹿にされてしまう。
そんな折、小原呉服店に持ち帰ってドレスつくりをしていると芸妓の駒子が洋服を頼みに店を訪れる。

駒子は吉田屋の若女将・奈津は元気でやっていると伝えるが、糸子は奈津が意地をはっていることを鑑み歯がゆく思うのだった。

だんじり祭の日、八重子と泰蔵の子供・太郎が迷子になり奈津が偶然みつける。
太郎を探しにやってきた泰蔵は奈津に礼を言い奈津の父について触れた。
「…大変やったな…おやっさん…」
泰蔵が自分のことを知っていたことに奈津は激しく動揺する。

「うちの事…知っちゃったん?」
「吉田屋の奈っちゃんやろ?」
コクリ…奈津は目を丸くしながら頷いた。

奈津は呆然となりながら『ほな』と言い、足早に歩いていくのだった。


-------第37話の感想-----------------------

お~も~ちゃ~!?(睨)
毎度のことながら糸子のナレーションが面白すぎです。
糸子のキャラなのか好戦的な彼女は、ちょいちょい巻き舌で毒を吐くのがたまりません(笑)芸妓の駒子が奈津の事を「相変わらずツンツンしてるしズケズケ物言うし」って言いましたが糸子と奈津は似てるのかな。