カーネーション あらすじ 第34話

糸子の勤めている紳士服店『ロイヤル』に踊り子のサエが訪ねて来た。
ダンスホールでの騒ぎを起こした事を責めにやってきたと思った糸子は店主に“クビですか”と尋ねてしまう。

サエは見返したい男がいるので“イブニングドレス”を作ってもらいたいと糸子に要請する。金は高額でも構わないと言うサエに店主は引き受けてしまうが店主も糸子もイブニングドレスがどんなものかを知らなかった。
サエが帰った後、糸子がイブニングドレスがどういったものか知らないと知り驚く店主は今更断われないと糸子に何とかするよう命じた。

糸子はイブニングドレスがどんなものかを教えてもらうために安岡八重子の元を訪ねた。
八重子は新聞に載っていたダンスホールの記事を糸子に見せた。
写真の女性のドレスを見た糸子は“やれないことはない”と推量する。
その新聞には踊り子の高額な給与も掲載されており、糸子はサエの金払いのよさを納得するのだった。

そして玉枝から奈津の父親がまだ具合が悪く、決まっていた奈津の結婚が延期になっていることを耳にし、糸子は奈津の事を心配するのだった。

翌日、糸子はイブニングドレスを見せてもらうために神戸の松坂家へ。
しかし、祖母・貞子は風邪で寝込んでいた。
糸子はイブニングドレスを見せてもらい(参考に借りた)ながら咳き込んでいる祖母を気遣う。

帰り道 ― 糸子は祖母や父、奈津の父のことを思いながら道行く人を見て思った。

あっこのおじいちゃんかてちょっと前はあっこまで年寄りちゃうかった。
あっこのお姉ちゃんはようみたらおばちゃんや…

うちらが大人になったぶんだけ大人も年取っていくんやな…