カーネーション あらすじ 第21話

糸子が女性の名前を口にしたので祖母・貞子と従兄弟・勇は驚いた。
「なんや知り合いか?」貞子が糸子に尋ねた。
「同級生や。そんな男について行ったらアカン!奈津!」
店で大騒ぎする糸子は勇や店員に取り押えられた。

他人の心配をしている場合ではないと糸子は思い出し、父・善作にミシンの話をしようと切り出す。
善作に心斎橋のミシン教室へ通った事や祖母と会ってミシンを買ってくれるといわれたことを糸子は善作に打ち明け、祖母にミシンを買ってもらう事を許可して欲しいと願い出る。

しかし、内緒で心斎橋にミシンを習いに行っていたことを知った善作は怒ってしまう。

糸子は善作が許可してくれなかった事に落ち込むが大好きな“だんじり祭”がやってきたことで復活する。

祭りの当日、吉田奈津に糸子は中村春太郎にきっと泣かされると忠告するが奈津は『すねかじり言われたくない!』と聞く耳をもたず二人はケンカをしてしまう。

祭りが夕方に差し掛かった頃、桝谷パッチ店の店主・桝谷幸吉が偶然に善作と会う。

幸吉は『糸子は女にしておくのは勿体無いほどの逸材。糸子が言うのだから洋服は主流になるだろう。もし自分の娘だったら自分はとっくに引退する』と糸子をべた褒めする。

祭りが終わり、糸子は髪結い屋の安岡玉枝と安岡八重子に雑誌に掲載されている中村春太郎の事を奈津に注意するようお願いする。

一方、糸子の父・善作は木之元電気店の木之元栄作にミシンの実演販売で来ていた女性講師・根岸のいる心斎橋の教室へ連れて行くよう頼む。

翌日、善作は糸子に山ほど仕事を与え、栄作と共に心斎橋のミシン教室へ。
しかし心斎橋の教室にやってきた善作は根岸を前に緊張してしまう。