カーネーション あらすじ 第20話

ミシンの実演販売を終了した根岸に糸子は洋裁を教えて欲しいと願い出た。
すると根岸は一枚のチラシを糸子に手渡した。
「明日から心斎橋で今日のような教室を開くの。是非いらして。」
糸子は喜んで絶対行くと根岸に応えた。

翌朝、父・善作は心斎橋へ行くことを反対し、祖母・ハルはミシンの販売員の根岸を悪く言うので糸子は黙って心斎橋の根岸の教室に行く事にする。

糸子は期待に胸を膨らませて教室に着くと大勢の生徒達が教室にいた。
講師の根岸は生徒達に「この教室ではミシンを購入した者だけミシンが使えて、それ以外の人は説明を聞くだけ」と授業の説明をする。

3日経過しても初歩しか教えてくれない事にいらだつ糸子は授業終了後の根岸に『洋裁はいつになったら教えてくれるのか』と質問する。

根岸は残念そうにミシン購入者のために教室を開いているので、スカートを縫う以上のことは教えられないと説明する。

洋裁を教えてもらえると思っていた糸子は肩を落として教室を後にした。
するとバッタリ祖母・松坂貞子と従兄弟・松坂勇と遭遇する。

糸子はパーラー浪漫堂へ連れて行ってもらう。
清三郎と正一に内緒で模型を買うために斎橋に来たと勇は説明する。

貞子は糸子からミシン教室の話を聞き、ミシンを購入して個人レッスン受けられるよう頼んだらいいと助言し、ミシンくらい買ってやると言う。

喜んだ糸子は、我にかえり勝手に買うと父・善作に怒られると意気消沈する。
しかし、父を説得するから少し待っててと祖母と約束をするのだった。

糸子達がいる店は心斎橋で人気の店で有名人も来てることがあると貞子は説明すると勇が歌舞伎俳優の中村春太郎を発見する。
「またちゃう子連れとる…どうせすぐに泣かされるんに決まっとんねん…」
と春太郎と一緒に居た若い女性をみて貞子は言った。

糸子はその女性が同級生だった吉田奈津であることを知るのだった。