【おひさま 第149話（9月23日放送） あらすじ】
「陽子先生、これお返しします。」
結婚する事になった石井ケイコは、先日陽子に貰った四葉のクローバーを渡した。
「こんなに幸せなのはそれのおかげかなって思うんです。ありがとうございました」
「何言ってるの？元々は恵子ちゃん達が見つけて来たんじゃない」
そう言って陽子がケイコにクローバーを返した。
「先生、これを上げたい人がいるんだ」
ケイコが嬉しそうに陽子に言った。
― 後日、百白花でハナが四葉のクローバーを嬉しそうに陽子に見せた。
「これね、恵子にもらっただ！」
「強い力を持ってるのよ、その四葉は。幸せになるよハナちゃん」陽子が言った。
「でも、今、幸せだよ。陽子先生の教室に通えて幸せだよ。
それに働くのも幸せだし、忙しいのも好きだよ。
うちの工場の自転車が走っているのを見るとなんかたまらなく嬉しい気持ちになってさ
それ、オラが作ったんだよって言いたくなるっだ。
それにこないだお給料、ちーっとだけ上がったんだ。
母ちゃん、あがったぶんは自分で使いなさいって言ってくれただよ嬉しかった～」
「そっか。あ！お母さん、元気？」
陽子は家庭訪問の時に会ったハナの母親を思い出した。
「はい」ハナは元気よく返事をした。
「ずいぶん、時間が経ったんだね～恵子ちゃんがもうお嫁さんかぁ」
「恵子は国民学校の頃から圭介君の事好きだったんだよ、ずーっと」
「そうなの？」陽子は驚いた。
「陽子先生、ヒロシ君のお弁当無くなったことがあったこと覚えてる？
あん時、皆の前で圭介君、自分が食べたって言ったけど、この間、恵子話してくれただ。本当はあのお弁当、自分が食べたんだって。あの後、謝っただ。恵子、圭介君に…」
『お前、腹減って夢でも見たんじゃないか？だから忘れろ』って…
偉い人だなって思った。尊敬した。そのときからずっと好きだったんだ…
ハナはケイコが言った事を陽子に伝えた
「でも恵子、結婚式とかしないんだって…簡単に両家で挨拶するだけだって言ってたよ。花嫁衣装着ないんだって」ハナは残念そうに言った。
「そんなの関係ないと思うよ。幸せには」
「そうだよね。でも…前、教室の時話していた事があるんだ」
ハナは、ケイコが嬉しそうに陽子に借りた洋裁雑誌をハナに見せたこと、その時、掲載されていた外国の花嫁衣裳が可愛いと興奮していたことを陽子に伝えた。
陽子は、ハナにその雑誌の何処のページかを詳しく聞くのだった。
― 夜の勉強会（望月先生の洋裁の授業）の後、陽子はハナに見せてもらった雑誌を望月に見せ相談した。
そして翌日から徳子と杏子に心配されながらもケイコのために洋裁をスタートさせる。
当日の予定や生徒達への連絡などの心配しながら陽子は洋裁をするがなかなか思うようにいかず、徳子と杏子は心配そうにみている。ついには望月まで陽子の裁縫が心配でわざわざ百白花にやってきて指導をはじめるのだった。
― 数日後、ケイコと圭祐は百白花に招かれ、2階の陽子の部屋に通された。
「どうぞ、こちらにお座りください。呼びに来るまでここで待っていてください」
杏子は不思議そうにしているケイコと圭祐に説明し持っていた箱をケイコ渡した。
「部屋を出るときにこれを着けて下さい。陽子先生からです」
そういって杏子は部屋を出て行った。
― 百白花にはヒロシと寛太をはじめ、続々と陽子の元生徒達が集まってきていた。
「じゃあ、みんな花嫁さんと花婿さんが来るからね！」
杏子が声をかけると圭祐とケイコが階段を降りてきた。
ケイコの頭には陽子が作った白いヴェールがかけられていた。
2人は、百白花に集まった友人達に驚いた。
「こんな風に祝ってもらえるなんて幸せです。ありがとうございます。
僕と恵子、結婚する事になりました。これからもよろしくお願いします！」
小さな壇上にあがったケイスケは集まった友人達に挨拶をした。
そこにちょうど和成が岐阜の多治見から帰って来た。
和成は店で行われている結婚式に驚き戸惑うのだった…
【おひさま 第149話（9月23日放送） 感想・レビュー】
昨日の感想の欄に『カンタは出てこないのかな？』って一度、書いたんですけど『カンタって誰やねん』と思われると思ったので消しました。
予想外に今日、出てきましたね。カンタ君とヒロシ君。
残念ながら二人共、顔もろくに映らず…可哀相すぎました（笑）
明日はセリフの一つでもあるといいですね。
それと陽子が必死に作っていたヴェール（？）…てっきりウェディングドレスを作っているものとばかり思ってました。
可愛いって言っていたのはヴェールのことだったんですね。
杏子が渡したやけに箱が小さいなって思いましたが…。
どさくさに紛れて和成が帰って来て、いよいよフィナーレに向けて一直線だと思うんですが、本当にあと一週間で終われるんでしょうかね。
最終話だけ2時間スペシャルとか？