NHK朝ドラマ おひさま 148話あらすじ&感想

【おひさま 第148話(9月22日放送) あらすじ】

「はぁ…でもなんだか不思議。その時代の陽子さん達がこの場所に本当にいたんですね。なんかお話が今に近づいていっている感じがします」
房子(斉藤由貴)が嬉しそうに感想を述べた。

「あらそう?でも、もう少しまだあるわね~こうなるまでには…。
私はずっーとここにいたわ。ずっーとね。…平凡な人生よね?」
「そんなこと…波瀾万丈じゃないですか?」房子が慌てて否定した。
「平凡に見える人にも波瀾万丈に見える人生もあるってことね?」
「そっか…じゃ、あたしにも?」
「そうよ」陽子は房子に言った。

房子は和成や育子と茂樹、真知子の話の“今現在”を聞こうとしたが我慢した。
すると房子に野菜を持ってきた宮本タケオが駅前で真知子と会ったことを話してしまう。房子と陽子はタケオに発言には注意するように言うのだった。

― 『百白花』は次第に客が“百白花のお蕎麦”を目指して来てくれる様になっていた。
和成は多治見からまだ帰ってなかったが、まめに手紙を送って来るようになっていた。
そんなある日、杏子が通っている松本の絵教室から帰ってきて、杏子の描いた“日向子がシャボン玉をしている”絵が市内のコンクールで最優秀賞を受賞したことを報告した。

― 夜の勉強会、陽子は参加した飴屋の村上堂女将カヨ、かつての生徒だった石井ケイコ、木村ハナ、平岡圭祐の前で杏子の絵が最優秀賞を受賞したことを発表した。
参加していた一同は拍手をして杏子の受賞を褒め称えた。
「ありがとうございます。これからもがんばります!」杏子は嬉しそうに挨拶をした。

「そんじゃ(勉強を)はじめましょうか」陽子が席に座って言った。そして隣に座っていたカヨに久しぶりと声をかけた。
「なんだかねぇ~お店が忙しくてね。せっかく近くになったのにね。
皆先に進んじまって…おら、全然だめだ」カヨは肩を落とした。
「いいのよ、そんなこと気にしなくて。
続ける事が大事です。それに商売繁盛はいいことじゃないですか?」
陽子が励ますとカヨは「おかげさまで。ワハハハ!」と豪快に笑った。

― 百白花のテラスでは村上堂の主人、貞夫と徳子&道夫がお酒を飲んでいた。
「商売繁盛するってことはいいことだいね?」道夫は貞夫に言った。
「戦争の頃は飴屋という商売にガッカリしただよ。必要ないもんなのかな?飴なんてなくてもいいのかな?って。でも、ここんところ、ちっとみんなの気持ちに余裕ができたんだよね…ちょっと飴でも買っていくか?みたいな」
貞夫は飴屋という商売についての自分の気持ちを肩を落としながら話した。

「村上堂さんが繁盛するという事がいい世の中だっちゅうことだいね?」道夫が言った。「そう考えればいいかいね?」貞夫は道夫に言われて元気をとりもどす。
「村上堂さんが繁盛する世の中にしなきゃ!」徳子も言った。

勉強会の休憩中、石井ケイコが陽子に声をかけてきた。
「そうだ!今日、松本で陽子先生のお父さんに会っただよ。映画館の前にいただ」
「映画館?…父が?」陽子は信じられないといった様子で笑った。
「入り口で映画のポスターをじっと観てた」
「人違いとかじゃなくて?」
「間違いなく、陽子先生のお父さんだった。ね?」ケイコは隣の圭祐に確認した。
「あ、…うん」圭介は、困った様子で頷いた。
そのケイコと圭祐のやりとりを見て、杏子とカヨは笑みをこぼした。

勉強会が終わるとハナは陽子に話があると残って圭祐とケイコを先に帰した。
陽子はハナに話を聞こうとした。
「別にないだよ。2人(圭祐とケイコ)に気をきかせただよね」
「え!?あの2人ってそうなの?」陽子は驚いた。
「気がつかない方がおかしいと思うけどね」カヨが言うと杏子も同意した。
「ダメだねー陽子先生。その辺はまったく(笑)」ハナが言った。

皆が帰った後、徳子も気づいていたと聞かされ、自分が鈍感な事に少しへこむ陽子だったが、教え子の2人が付き合っているということは嬉しいと素直に喜んだ。

すると、圭祐とケイコが百白花に戻ってきた。
「どうしたの?何か忘れ物?」陽子が圭祐尋ねた。
「陽子先生、報告っていうか…僕と恵子、一緒になろうと思います…結婚します!」
「え!?本当に!?結婚するの!?おめでとう!!」
「おめでとう!」徳子と日向子が言った。

「嬉しい。先生嬉しいわ」陽子は生徒だった当時の2人を思い出していた。
「先生!」ケイコは涙を浮かべて喜んでいる陽子に抱きついた。
「幸せになるのよ」陽子がケイコに言った。


【おひさま 第148話(9月22日放送) 感想・レビュー】

なるほど。陽子のお父さんをみる→つまり2人でデートをしていたという事ですね。
杏子、なかなか鋭い。私は杏子とカヨの表情で『なるほど!』って(笑)

後日談としてケイコと圭祐の結婚の話がだいぶ前にありましたが、今日、そんな報告をされるとは、ビックリしました。いや、恵子と圭祐って何歳?
えーと、昭和16年に陽子は先生になって…今、昭和25年(?)くらいだから…2人は21歳くらい?うん、そしたらセーフですね。感覚的に未成年みたいな感じでしたから(笑)

ケイコちゃん物語もいいですが…田中ユキちゃんはもう出てこないんでしょうか?
「いつでも会えるの!?」とか2人は喜んでいましたが…このままだととてもビジネスライクな関係に終わってしまうような…
だって、安曇野に帰って来て『百白花になる家を売って松本の丸庵跡地を買って、そばの代理販売契約した』だけですから…(笑)