NHK朝ドラマ おひさま 147話あらすじ&感想

【おひさま 第147話(9月21日放送) あらすじ】

陽子は自分を心配して待っていてくれた育子と真知子に今回の和成とのことを話した。
陽子の行動を褒めた真知子に対し育子は“結局は夫婦ケンカで犬も食わない”と小ばかにしたので陽子はムッとした表情になった。

「育子さん、そんな風にミもフタもないまとめ方したらダメだわ。
その間の陽子さんの気持ち、行くときの陽子さんの気持ち。それはとても大変な事だったと思う。陽子さんは最悪の事まで考えて覚悟したんだと思う」真知子が真剣な表情で育子に言った。
「そうよ。そこが大事なのよ育子」陽子も真知子に賛同した。
「そうか。そうだよね。へへへ。嫁2人に怒られた(笑)」育子が笑った。

「そういえば三人でこうやって泊まるのって初めてだよね?」真知子
「私ね、私はここにずっといる気がする。ずっーとね。私はいつでもここにいるからいつでも集まろ?」陽子は百白花の店内を愛おしそうに見た。
「おばあさんになってもね」真知子が言った。
「長生きする約束だもんね…死ぬまで生きるんだからね」育子が言った。
「もちろん!………ん?…当たり前じゃないのそれ?」
3人は育子の言っている事に笑った。

それから育子は、警察から祖母と一緒に出た日からの事を説明し始めた。
「まずは勤めていた出版社はクビになっちまった。仕方ねーよ。迷惑かけたしね…そうしたらそもそもの事件の発端になったラジオ、そのときのラジオの放送局の人が私の事を気にしてくれてさ、放送局で働かないかって誘ってくれたの。で、働く事になった!」

嬉しそうに報告する育子を陽子は祝福し、真知子にも最近の事を尋ねた。
「私?…なんだか偉くなってしまいそうなの…会社で。なんだか仕事ができるみたい。
…私はね、大丈夫なの絶対に。絶対に私は幸せに生きていくのよ」
「なんで?」自信満々に言う真知子に育子はその根拠を尋ねた。

「それはね…春樹さんからのお手紙に書いてあったの」
真知子は、陽子から手渡された春樹からの手紙の一文を口にした。

『この手紙を貴女が読んでいるという事は私は戦争から帰らなかったという事です。私は天にいるのでしょう。
私は空の上から貴女をずっと愛し続けます。そして必ず貴女を守ってみせます。
真知子さん、貴女は幸せが似合う人だ。
だからいつでも自信を持って、“私は絶対に幸せになるんだ”という自信を持って生きて下さい。私が空の上から貴女の不幸を取り払ってみせます』

「…素敵ね」育子が言った。
「ええ。だから私は大丈夫なのよ」真知子は幸せそうに育子と陽子を見て言った。
陽子はコクリと頷いた。

「他にももっと素敵な言葉があるんだけど…それは内緒。
いつか教えて上げるわ。いつかね」真知子が笑った。
「ねぇ?それって旦那に話したの?」育子が質問をした。
「陽子さんのお兄様が初恋の人だったのって話はしたけど…手紙の事は教えない。
三人だけの秘密。フフフ。これって浮気かしら?…私って罪な女なのね」
最後は真知子が真剣な顔で言ったので育子と陽子は噴出してしまうのだった。

翌朝、陽子達は皆で朝食を摂った。
徳子は皆で食べる御飯は美味しいと上機嫌だった。

そして育子は須藤家の茂樹の所へ会いに行った。
「へぇ~ラジオねぇ!よかったじゃないか」茂樹はお茶をすすりながら言った。
「うん良かった。…そっちはどう?」
「おう!なんていうのかな。いい感じだ!」
「いい感じ?」
「勉強も面白くなって来たし、少し目標にも近づいて来たというか見える様になって来た。まだ遠くに見えるだけだけどな。見えないよりましだろ?必ずなってやるよ医者に!
…いつか、手紙に書いてくれた東京の空襲のときに助けてくれた人、上原さんだっけ?
その人の分もな。いい医者になってやる!」
「おう。待ってるよ」育子は目に涙を溜めながら笑顔を作って言った。
「おう!…え?」
「ううん(笑)」育子は笑って誤魔化した。

― 百白花の厨房では陽子は徳子から“そばの切り方”を学んでいた。
陽子が切ったそばを手に持ってチェックした徳子は
「もうちーと修行だね」と残念そうに言った。
「そうですね、がんばります!」陽子は元気よく言いそばを切りを再開させた。


【おひさま 第147話(9月21日放送) 感想・レビュー】

危うく朝から春兄さんに泣かされるところでしたよ(笑)
そういえば春兄さんが陽子に託した手紙の内容については今まで触れられてなかったんですね。いや、真知子さん、よく立ち直りましたね。自分だったら無理です(笑)

珍しく予想?が当たって、私の希望通り育子は茂樹に会いに行きましたね。
若干、物足りなさもありますが、まあよかったです。
手紙に書いていたんですな~上原氏の事を。
どうやら、真知子と育子の主だった物語は終着駅に着きそうです。

あ、そうそう今朝思ったのが、なぜ朝食に道夫が居なかったかです。
またも仕入れに行ってしまったんですかね。

まさかタイトル『母の笑顔』って…
今日の“女性だけの朝食”の事ではないですよね…?