NHK朝ドラマ おひさま 146話あらすじ&感想

【おひさま 第146話(9月20日放送) あらすじ】

(前回の続きから)
和成は、背中を向けて聞いている陽子に言った。

「正直言うとさ、面白れーんだ。仕事、器作るの…夢中になっちまった。
うちの店で出すものをさ、自分で作れる様になったらいいなって思って…申し訳ない!
余計な心配かけちまって…」
和成は頭を深く下げて陽子に謝った。
「大変だったろ?ここまで一人で来るの。遠かったろ?大丈夫だった?」
すると陽子は突然、くずかごからゴミを取りだし和成に投げつけ泣き出した。

「そんなに俺の事、信じる事できないのかよ…」
「信じるとか信じないは私が考える事であって、相手を責めるのはおかしいと思います」「屁理屈言うな…」和成は疲れた表情をした。

「家族、捨てるとでも思ったのかい?そんなわけないだろ?」和成が言った。
「家族という考え方だったらそうかもしれません。
あなたはそんなことをする人じゃないって思います。
でも、私とあなたは夫婦です。夫婦でいるのは家族だからではなくてお互い好きだからで一緒にいなきゃいけないってわけでもないと思います。
男と女って意味でいったら私以外の方を好きにならないなんてそんな自信、私にはありません。
私はここに家族としてきたんじゃありません。妻として来ました。
自信なんてそんなありません。
カズさん、帰ってこなかったら不安に思うし怖いし、誰かにとられてしまうんじゃないかって思うし…焼きもちだってやくし、私だって、こういうときに家族だからって言われるの嫌です。
女じゃないみたいで嫌です!
…はぁ…何、言ってんだろ私…嫌ですよね?こんな事言われるの…」
陽子が話し終えると和成は笑った。

「なにがおかしいんですか?」
「幸せだなー俺は…陽子にそんなに思われて…うん」
「もう!もう!反省してるんですか!?カズさんがちゃんと説明してくれればこんなことになってないんですからね!わかってるんですか!!」
「わかってます!うん。すみません…一緒に帰ろうか?」
「いやですよ。そんなの…まるで私が連れ戻しにきたみたいじゃないですか?
お仕事、ちゃんと終わるまでいいです。ちゃんとしてからでいいです」
「ありがとう。がんばるよ!!」
「はい」
「これからさ、ちょっくら仕事見ていかねーか?面白いよ?」

「あ!さっき、屁理屈言うなって言いましたね?すみませんねぇ屁理屈ばっかり言って…安心して頂いているのは嬉しいですけど、わかりせんよ?他の男の人を好きになってしまうかもしれないし、素敵な方に熱烈に愛されたりしたら…」
「誰と?」
「…素敵な人ですよ」
「だから誰?」
「ハンフリーボガードとか」陽子はハリウッドの映画俳優を例に挙げた
「ハハハハ!」和成は爆笑した。
「何がおかしいんですか?わからないじゃないですか!?」
「いや、わかるだろ!!(笑)」

その日の夜、陽子が安曇野に帰ると育子と真知子が待っていた。
陽子は東京にいるはずの育子が安曇野に居る事に驚く。
「その節はお世話になりました。」育子は丁寧に頭を下げた。
「どうしたの?」
「私達は後でいいから」
「まずはお母様に…」真知子が言った。

陽子は和成との事を徳子に説明した。
陽子の話を聞いた徳子は呆れたが、陽子は和成に会いに行ってよかったと報告した。
そして陽子は夫婦の絆が深まったと徳子に伝えた。

陽子は育子と真知子が来た事を徳子に尋ねた。
「今日の昼間、育子ちゃん来てね、陽子いなかったからさーごめんよ、事情を話しちまった。
そしたらとっても心配してくれたね、真知子ちゃんを呼んでね、ずっと待っててくれたんだよ?」
「そうですか」
「ま、とにかく…ご苦労様でした」
「こちらこそ、ご心配をかけました」
そして2人はお互いに笑った。

陽子は、待たせていた真知子と育子に遅くなった事を謝ったが真知子は旦那が出張だから問題ない、育子も東京にはしばらく戻らないと説明した。
陽子は、和成との事を聞いて欲しくて二人に泊まっていって欲しいと願い出た。
育子と真知子は陽子の申し出に喜ぶのだった


【おひさま 第146話(9月20日放送) 感想・レビュー】

夫婦喧嘩、円満に解決ですね。理想の仲直りの仕方です(笑)
ハリウッドの映画俳優の名前を出すところが陽子の優しさを感じました。
なんつーか、仲直りをするキッカケみたいな(笑)

さて、しばらく和成は再びお休みで、明日から白紙同盟に何か進展があるのかな?
育子と茂兄ちゃんは少しは進むのかな…最終回まで残り10回切ってますけど。

9/23(金) 午後0:00~0:43からBSプレミアムで『おひさま祭』という特番があります。
ゲストに井上真央さん、高良健吾さん、樋口可南子さんの三人を迎え家族観・幸福観や思い出に残る信州の風景などお話するみたいです。