NHK朝ドラマ おひさま 145話あらすじ&感想

【おひさま 第145話(9月19日放送) あらすじ】

(前回の続きから)
陽子は涙を浮かべながら徳子に強い口調で言った。
「申し訳ございません・・・明日朝一番の列車で行かせて頂きます。
子供達をよろしくお願いできますでしょうか!?」

「はい。それは大丈夫です!…ね?」
「へ?・・・大丈夫です!!」
徳子と道夫は陽子の迫力に圧倒されてしまう。

「では、よろしくお願いいたします!」
陽子はテラスに行き中断していたブラシがけを再開した。

夜、自室で支度を陽子の元に徳子がやってきた。
「それ、和成の着替え?」
陽子がたたんでいた衣類を見て尋ねた。
「あんまり持っていってなかったから」
「そうだよねー・・・陽子、ごめんよ」徳子は頭を下げ和成の事を詫びた。
「お母さんが謝る事ないですよ」
陽子が笑って答えると徳子も笑った。

「私、間違ってますか?お母さんだったらどうしますか?」
陽子は徳子に尋ねた。
「私だったら?・・・わかんないよ。そんなの。そん時になってみないとわかんね。
陽子と和成の夫婦は世界に一組しかないんだからね?
夫婦はこうしなきゃとか女房はこうしなきゃとか・・・そんなのわかんないよ。
だから、あなたは自分の思った通りのことをしなさい。それが正しいんだよ・・・きっと」

「はい…あ、さっき…私が多治見に行きますって言う前にお母さん、同時に何か言いかけたじゃないですか?あれ…なんて言おうとしていたんですか?」
「あ、ああ。怒りなさいって言いたかったんだよ。我慢しないで怒れってね。ふふふ」
「ありがとうございます」

徳子は日向子と杏子が寝ているかけ布団を整え、2人の寝顔を幸せそうにみた。

「私、ちっとだけ日向子を連れて行こうかと思ったんです…カズさんは、私の事を忘れてしまったとしても…日向子をみたら気持ちが変わるかなってそう思って…でも、それってなんだかズルイなって。そう思ってやめました」
「うん…うん」徳子ぽんぽんと陽子の肩をたたいた。
そして陽子の手を握り
「がんばるんだよ!」と声をかけた。
「はい!」陽子と徳子は目から涙を流していたが2人は楽しそうに笑っていた。

― 翌日。多治見の一室で和成が器に色を塗っていた。
すると女性が廊下から声をかけてきた。
振り向くと陽子が女性と一緒にいるのが見えた。
ガラガラと引き戸を開け陽子が入ってきた。

「陽子!?」
「…突然、押しかけて申し訳ありません」陽子は静かに言った。
「え?」
「お邪魔してもよろしいですか?」
「うん。どうした?」
「“どうした”?」陽子は和成を睨んだ。

そして黙ったまま手にしていた風呂敷を広げ、衣類を和成の前に置いた。
「これ、持って来ました。随分長くなりましたので不自由されているかと思いまして」
「あ、いや、でも…ほとんどこれだけだで…」和成は自分の着ている服を指した。
「そうですか…」
「いや…ありがとう…陽子?」
「お綺麗な方ですね?」陽子は廊下のほうをみていった。
「え?おい…陽子、そんなんじゃ」
「そんなってなんですか?」陽子が和成を再び睨んだ。
「え?だで。なんか誤解しているよ…」
「なにをどう誤解しているんですか?」
「いや、だで、そんなんじゃねーって。全然違うって」
「私、これ持って来ただけですからこれで失礼します」陽子は勢いよく立ち上がった。
「ちーと待てよ。何バカな事言ってんだよ!」
「いいですよバカだって!来るんじゃなかったー。はぁ…みっともない私」
「ちーと待っておくれや。ちゃんと話聞いておくれや」和成が言った。
「…だってカズさん、困ってる」陽子は首をふった。
「困ってるわけねーだろ。たまげただけだよ!」

「ごめんよ。俺の説明が足りなかったね?
今月末が納期のさ、大口の仕事があって、大量の陶器を焼き上げないと困っちまうんだよ、ここの人達。だで、そこまでって思っていたんだ。
たいした助けにはならないけど。
重盛もさ、仕事の事、とっても気に病んで心配していたみてーだったしさ。
それだけだよ?それだけなんだよ」
和成が長期にわたって滞在していた理由を陽子に説明した。
陽子は、和成の説明をそっぽ向いて聞いてた。

「・・・いや、それだけじゃねーな」
和成は、自分の説明にはまだ足りないと気づいた。


【おひさま 第145話(9月19日放送) 感想・レビュー】

どうやら和成は陶芸の面白さに気づいてしまったんではないでしょうか?
私も義母が陶芸をやっているので、何回か遊び程度でやったことはありますが、大人になってからの土いじりというものは子供の工作とは違った楽しさがあります。
とはいっても、箸置き程度で器とか綺麗には作った事はありません(笑)
大人になって趣味を持つってちょっと大変だったりすると思います。
私はもっぱらブログと観葉植物ですというお金も時間もかからないものです(笑)