NHK朝ドラマ おひさま 143話あらすじ&感想

【おひさま 第143話(9月16日放送) あらすじ】

和成が岐阜県の友人の所に行ってから数日後、和成からの葉書が届いた。
短い内容だったがそこには『和成の親友である重盛さんが亡くなったこと、臨終に間に合った事、最後に話が出来た事』が書かれていた。
そして葉書の最後には
『しばらくこちらにいようと思います。心配はありません。また連絡いたします。』
と書かれていた。

百白花のテラスでその葉書を手に陽子はボーっと空を見上げている。
そんな陽子の姿を百白花の厨房から徳子と道夫が心配そうに見ていた。
「・・・和成が悪いよね?」徳子が道夫に言った。
「そうだな・・・そいでも(和成は)どうしちゃったのかな?」
「さあ?」
「つまりその・・・ほれ残された奥さん、ほっとけねーとかそういうことになって・・・」
「なにそれ!?」
「俺に怒ったってしょうがないだろ?あいつは真面目だでなー余計心配だよ
わかるだろ?俺の言っている事・・・」
「わかるけどさ・・・私だって同じ事考えていたけど・・・どうしたらいいんかいねぇ?」

「お母さん、お腹が痛いの?」ボーっとしている陽子に日向子が陽子に尋ねた。
「お母さんは日向子みたいに“お焼き”食べ過ぎたりしないもん」陽子が笑った。
そして日向子の隣で絵を描いている杏子に声をかけた。
「杏子ちゃん、絵を見せて」
杏子は日向子がシャボン玉を吹いている絵を描いていたスケッチブックを渡した。
「いいねぇ。杏子ちゃんの絵は・・・優しくて大好き」絵を見ながら陽子が言った。
「本当ですか。ありがとうございます!」杏子はお辞儀を力いっぱいした。
「杏子ちゃんはさ・・・まだダメだ!内緒。まだ内緒」
「なんですか内緒って?」
「なんでもない(笑)」

陽子が百白花の店内に入ると郵便屋が訪ねて来た。
「庭にいる2人可愛いね?娘2人かい?」郵便屋が陽子に尋ねた。
「ええ、うちの2人娘です。ふふ可愛いでしょ?」
「ほんとにねー。そんじゃ!」郵便屋は手紙を渡して帰って行った。

「どうした?和成かい?」陽子が驚いた表情になったので徳子は質問した。
「フフフ。違いますよ。カズさんからは来たばっかりじゃないですか?」
「そっか(笑)・・・そんじゃ、誰から?」
「ほら例の杏子ちゃんの・・・(笑)」
「ああ!・・・大丈夫だって?」
「はい!」
「それはよかった!」徳子は安堵した表情になった。

そのとき、杏子が店の中に戻ってきた。
「ちょうど良かった。これね、今届いたの。松本の画家の方から」
陽子が突然切り出したので杏子は『え?』となった。
「杏子ちゃんの絵の勉強をみてくれるっていうお手紙よ?良かったね。がんばってね。ちょっと通うの大変だけど・・・」
陽子が説明すると杏子は泣いてしまう。
「どうしたの?杏子ちゃん」陽子がきいた。
「・・・だって、だって私はいられるだけで・・・それだけでも」
「何言ってんの。勉強しなきゃダメだよ!」
「そうだよ。いい絵描きさんになるんだよ?がんばって。杏子ちゃん」
徳子は杏子の肩をポンポンと優しく叩いた。

「あ!そうだ!これね、通う所が決まったら渡そうって・・・ほら!松本でカズさんが買って来てくださったの!絵を習うのにひつようだからね。はい!どうぞ」
陽子は店の脇に置いてあったケースを杏子の前に持ってきて開けて見せた。中には油絵の画材がギッシリ入っていた。
「こんなに?」杏子はそういって画材ケースを幸せそうに抱きしめた。

「お姉ちゃん、お腹が痛いの?」日向子が泣いている杏子に質問した。
「日向子、人が泣くのはね、日向子みたいに食べ過ぎてお腹が痛いときじゃないのよ?」陽子は日向子に説明した。

陽子はまだ日も出ていない時間に目を覚ます。隣では杏子が画材ケースを抱きしめたまま幸せそうに寝ていた。陽子は布団を片付け、厨房でそば打ちの練習を行う。
陽子は和成に注意される事を思い出しながら練習を重ねるのだった。

― 陽子はそれから毎日、和成の事を考えないようにとにかく働いた。
和成からはあの葉書以来何も連絡がなかった。

― 杏子が松本の画家のところに通う初日、朝食を食べながら陽子は杏子に言った。
「杏子ちゃん、今日からだね?緊張する?」
「朝から緊張してお腹がいたくて・・・」
「お姉ちゃん、お腹がいたいの?」日向子が杏子に質問した。
「食べ過ぎじゃないわよ?日向ちゃんみたいに(笑)」

杏子が百白花を後にすると郵便屋が手紙を届けに来た。
手紙を確認していた陽子の顔が変わったので徳子は
「和成から?」と陽子に質問した。

コクリと陽子は頷いた。


【おひさま 第143話(9月16日放送) 感想・レビュー】

杏子ちゃん、エライ進展がありましたね。
本人に確認せずに画家に弟子入り(?)を申し込むとは。
サプライズなんでしょうが、それでいいのかなって感じもします(笑)
まあ、小さい子を塾に通わせるみたいなものなんでしょうかね。

さて、和成君、なかなか連絡しない理由は何でしょうか?
陶芸家としてデビューとかしてないでしょうね。
とにかく、手紙がどんな内容か、また葉書ではないのが気になりますね。