NHK朝ドラマ おひさま 141話あらすじ&感想

【おひさま 第141話(9月14日放送) あらすじ】

(前回の続きから)「・・・ごめん、育子・・・ごめん」陽子は謝った。
「・・・ごめん陽子。気持ちは嬉しいけど・・・私・・・」育子が言った。
二人のやりとりを無言で富士子はじっと見ていた。
「すみません、戻ります・・・おばあさま、すみません」
育子は一礼して警官に連れられて部屋から出て行った。

― 夕方、シャボン玉で遊んでいた杏子と日向子は陽子に気づき出迎えた。
「ただいま。ごめんね日向子。お土産ないんだ」陽子は抱きついてきた娘に言った。
「おかえり」店の中から和成、道夫、徳子が出てきた。
「腹減っているんじゃないか?」道夫が言った。
「はい。もうペコペコです(笑)駅弁を買って食べようかなって思ったんですけどやっぱりおウチのご飯がいいかなって思って我慢しちゃいました」
「中に入ってなんか食べよう!」徳子が店に入るよう促した。

― 翌日、富士子は再び、育子と面会していた。育子は困惑した表情を浮かべていた。
「そんな顔をしない!」富士子が育子を注意した。
「はい」
「・・・私は余計なお節介はあまり好きではありません。でも引き受けた事は全うする性分でね・・・約束は必ず守るんです・・・悪く思わないでね育子さん」
「え?」育子は耳を疑った。

「あなたは今日、ここを出ます。いくらここにいたいと言っても無駄です。
どうしても戻りたいならここを出てから悪い事をすればいい。そうすれば戻れます・・・
私には大切な約束ですから。覚えてますか?・・・安曇野の飴屋さんで私がした約束」
『あなたが生きていく上でどうしようもなく困ったときがあったら
自分ではどうにもならない時、私を思い出しなさい。一生に一回だけですよ?』

「そんじゃ・・・あの約束・・・陽子は・・・・」
「あなたの為に使ったんですよ。自分の力じゃどうにもできない。でもどうしてもあなたをここから出したい。だからお願いしますって・・・」
「どうして・・・私なんかのために?」育子は泣いてしまう。
「大好きだからじゃないんですか?」富士子は嬉しそうに言った。

育子は富士子と警察署を出る事になった。
「しゃんとしなさい!育子!」うつむいて歩いている育子に富士子は一括した。
「あなたは悪い事をして反省してここから出るんじゃないんでしょう?」
育子はその通りですと言った感じで頭を下げた。

「だったら胸を張って出て行くの。わかりました?」
「へへ・・・はい」育子は笑みを浮かべた。
「よろしい。では美味しいものでも食べにいきましょうか?」
「はい、ありがとうございます」二人は腕を組み仲良く出口に向かうのだった。

― 「そう。ごめんね陽子さん。陽子さん一人にやらせてしまって・・・」
百白花に来ていた真知子が陽子に申し訳ないと謝った。
「ううん、私はなにもしてないわ。全部おばあさまのおかげよ」
「でも良かった。出られたのなら良かった」
真知子がホッとした表情を浮かべたとき百白花の電話が鳴った。

電話にでた日向子は受話器の相手と話し始めた。
「はい日向子です。・・・うん、元気だよ?・・・お母さん?・・・うん。・・・怒ってないよ?
お母さん、育子ちゃんからお電話」そう言って日向子は受話器を陽子に渡した。

「ばーか!」受話器の向こうから悪口がいきなり聞こえてきた。
「は?」一瞬、わけがわからなくなる陽子。
「陽子のばーか!」育子は更に続けたので陽子も反撃する。
「なによ!バカはそっちでしょ?ばーか育子のばーか!大ばか!」
「大事な約束無駄使いしてんじゃねーよ!本当ばか!」
「大きなお世話よ。面倒ばっかし起こすくせに・・・ばーか!いっぱい貸しがあるんだからね。あなたには。一生かかっても返してもらうんだからね。わかってんの?」
「わかってるよ・・・・・・・・陽子・・・・・・・・・・・・・・・・大好きー!」
「・・・・・・・私も。・・・大好き」
「・・・そこってさ、いつでも誰でも来ていい場所だってこないだ手紙に書いてただろ?いつか行くからさ。覚悟しておいてね。言っとくけどお金あんまし持ってないから」

「いいわよ。働いてもらうわよそしたら。今、真知子もいるから。怒ってもらうからね!ちょっくらまちなさい!」そう言って真知子に代わった。
「もしもし・・・」
「はい・・・」育子は緊張して返事をした。
「育子さん・・・グス」真知子は思わず泣いてしまう。
「真知子・・・全然怒ってねーじゃん!!」
「怒ってるわよ?怒ってるの・・・」泣きながら真知子は反論したが
「怒ってねーよ!フフフ」育子は笑ってしまうのだった。

― お店は少しずつお客さんがくる様になっていた。
陽子は勉強会が開いたり和成の指導の元、そば打ちの練習もしたりと以前の丸庵での生活スタイルが戻りつつあった。

―ある日、郵便屋さんが和成に手紙を渡した。
和成は受け取った手紙をチェックしていた。
葉書を読んだ和成の表情が険しくなった事に陽子は気づいた。


【おひさま 第141話(9月14日放送) 感想・レビュー】

育子と陽子の電話でのケンカ感動しちゃいましたよ。
あと陽子が帰った時に丸山ファミリーが暖かく出迎えてくれたところ。
今日は感動するシーンが多かったな~

育子は富士子や真知子みたいにマイペースな人間がやや苦手?
なんか返事が『はい』って全部即答でしたよね(笑)
とにかく、めでたく釈放された育子さん。
さて明日からいよいよ和成に何か起こるエピソードがスタートしそうです。
手紙の主は一体?