NHK朝ドラマ おひさま 137話あらすじ&感想

【おひさま 第137話(9月9日放送) あらすじ】

(前回の続きから)
「…アハ。…判っちゃう?…やっぱし?」育子は、逆に陽子に尋ねた。
「フフ、親友だからねぇ」陽子は当然といった感じで答えた。

「そうだよねぇ…うん。須藤茂樹さんの事は…好き。
ごめん陽子…正直言うと……ちーとだけ言いにくかった。
恥ずかしかったってのもあるけど…」育子は照れくさそうに謝った。
「私の事も少し気にしていたでしょ?」真知子が育子に確認した。
「あ…うん」育子が頷く。

「どういうこと?」陽子はサッパリといった表情を浮かべたので真知子が説明した。
「だって私が春樹さんの事を好きになって、それで育子さんが茂樹さんっていうのはなんだか言いにくいって感じかしら?」
「ちーと、陽子どんな気持ちするかなって」言いにくそうに育子が言った。
「そんなのなんとも思わないわよ。変なの(笑)」陽子は笑った。

「それにしても…えらくモテるなー安曇野の須藤兄弟!」育子がパンと叩いた。
「確かにいい男二人ではあるとは思うけどね」
「恐れ入ります」育子が頭を下げた。

育子は自分の気持ちを聞いた陽子に感想を尋ねた。
「…二人を見ていて育子は茂兄ちゃんが好きなんだなーって思ったし、茂兄ちゃんも育子といて楽しそうだなーって、好きなんだろうなって思った。
そんで私の大好きな人同士だなって。嬉しいなって。とってもお似合いだなって。うまくいったりしたりしたらいいのになって思ったかな。でもね、育子は東京だし、茂兄ちゃんはいつまで続くのっていう浪人生活だし。なんだか2人とも切ないなって思った」陽子が言った。。

― その頃、茂樹は須藤家で受験勉強を日向子に励まされながらしていた。

― 陽子は育子に言いづらそうに気持ちを打ち明けた。
「…あと…正直言うね?親友だから。変なのって自分でも思ったんだけど…兄を取られてしまうみたい…育子に。ちっとだけ嫉妬した。ちっとだけね!」
それを聞いた育子は笑顔になった。
「嬉しい。言ってくれて・・・茂樹さんの事は大好き。一緒にいて楽しいし、このままずっと一緒にいたいなって思った・・・でも2人で話したんだ。今はお互いそれぞれの場所でがんばって、そんで…」
育子は茂樹と交わした会話を二人に言った。

「ま、あれですよ。いつかさ、そうだな~茂樹さんがおじさんかおじいさんになっても独りでいたらさ、そんときは、あたしが面倒見てあげるよ」育子が笑いながら言うと茂樹は「はあ?」と眉をしかめた。
「良かったね。こんないい女にこんなことを言ってもらえてさ。幸せだ!」
「ふざけんな。逆だ逆!跳ねっ返りがいつになっても貰い手がなくてお婆さんになったら俺が引き受けてやるよ」と茂樹は言い返したが二人は思わず笑ってしまうのだった。
「お爺さんになっても受かってなかったりして(笑)」育子がイタズラっぽく口にすると
「ありえるな…それ(笑)」と茂樹も笑うのだった。

エへへと説明し終えた育子は笑った。
「なんだか映画みたいね。素敵だわ」
「茂兄ちゃんがそんな素敵なことを言ったの?でも育子と茂兄ちゃんらしい感じがする」
「いろいろよね。陽子さんみたいに帰ってこられない方と結婚する方もいるし育子さんみたいな恋もあるし…」真知子
「結婚するときに誓約書、作っちゃう人もいるしね」陽子が付け加えた。
「幸せになろうね。白紙同盟の諸君!」
「長生きするって約束だしね!」3人は約束をした。

真知子は陽子と育子に秦野と交わした誓約書をみせた。
誓約書は巻物状になっており、非常に多くの誓約が書かれていることに陽子と育子は驚くのだった。


― 房子(斉藤由貴)は育子と茂樹の展開が気になっていたが陽子(若尾文子)は“さあ”ととぼけてみせた。しかし陽子は二人は今(現代)も元気に生きていると説明した。
房子は話に出てきた“赤い家”がここなのではないかと陽子に質問する。
「ええ、そうよ」陽子は答えた。
「わかります。幸せのニオイがするうちっていう感じがありますもん」房子は嬉しそうに言った。すると陽子の携帯電話が鳴った。電話をかけてきたのは、陽子の恩師、夏子先生(伊藤歩)からだった。夏子が今でも働いている事をきいた房子は驚くのだった。
「学校をお造りなったのよ。私立のねそこの学長さんしてらっしゃるの」陽子は夏子について説明し話を再びしはじめた。

― 昭和25年、和成と陽子は道夫と徳子を安曇野にある“赤い家”に連れてきた。
徳子と道夫は家をまじまじと見ていた。

「…ここでかい?」道夫が恐る恐る和成に質問した。
「うん、どうかいね?」和成は笑みを浮かべて道夫に聞き返す。
「どうかいねって…」道夫はただただ家を見て驚くばかりだった。
「絵本のお家だね」和成に抱っこされていた日向子が言った。


【おひさま 第137話(9月9日放送) 感想・レビュー】

育子、茂樹に対する気持ちを陽子にあっさり言ってしまいましたね。
でも育子の言いづらい気持ちはなんとなくわかります。
友達の兄弟って恋愛的には微妙な関係ですよね…結婚したら友達が義兄弟ですし、離婚なんてもっての他ですし…以前、プロ野球で巨人にいたペタジーニという選手は、なんと友人の母親と結婚してまして、その場合は友達が息子になってしまうわけで(笑)

まあ、残念ながら私の周りではそういったケースはないですが、真知子さんが言うようにう『いろいろ』です。
さて、夏子先生もお元気そうで皆がどうやら幸せになっていくっぽいんですが、そんな中いよいよ“赤い家”に移住計画が進むようです。
確かに可愛い家ですよね?なんていうかそれこそモダンな(笑)
私もいつかあんな家に住んでみたいです。