NHK朝ドラマ おひさま 134話あらすじ&感想

【おひさま 第134話(9月6日放送) あらすじ】

「よし!では参ります!まずはこれ!東京土産のカステラ!そして美味いクッキー!」
育子は集まった丸山家の前でトランクを覗き込み、東京のお土産を須藤家のテーブルに次々と取り出し始めた。更に日向子に女の子の人形をプレゼントした。
「有難うございます日向子の玩具もほとんど焼けちまったもんで」和成が礼を言う。
「なら良かった。この人形ね、こうすると…」育子は人形のお腹を押すと人形から『パピュー!』と音が鳴った。

「そんで杏子ちゃんに…」育子が杏子にお土産を取り出そとしたので杏子は驚いた。
「陽子から手紙で聞いているからあなたの事は。自信あるんだー行きますよ?」そういって小さい木箱を渡した。蓋を開けると色とりどりのチョークがギッシリ詰まっていた。
「これ私に?…ありがとうございます!」杏子は力いっぱい頭を下げて礼を言った。
「いい絵を描いてくれたまえ!いいよね絵が上手いって。私は本当にヘタクソでさ」
「…知ってます」杏子が即答した。
「え?なんで知ってんの?」意外そうに育子が尋ねた。
杏子は小学生の頃、育子の弟、一郎から育子の像の絵を見せて貰った事を打ち明けた。
「アハハハハ!あの絵をみましたか!?」育子は爆笑してしまうのだった。

「それからまずは男性陣に。これ!…浅草の手ぬぐいの有名な店のなんですよ」育子が和成と道夫に青い手ぬぐいを手渡した。
「俺たちにかい?いいなこれ!」道夫と和成は喜んだ。
「新しい手ぬぐいでこう気合いをいれておくれや!」育子は気合いを入れる仕草をした。
「女性の皆さんに…この可愛いハンカチ!」育子は白いハンカチを次々に配っていった。「大変だと思いますがかわいい女性らしい気持ちを忘れないでほしいなって思って」
「ありがとね。綺麗だね?かわいいね?」徳子は涙ぐみながら隣にいた杏子に言った。
「それから真知子にもついでに…」育子は同じ白いハンカチを真知子にも渡した。
「私も貰っていいの?嬉しい!皆でお揃いなのね?」真知子が嬉しそうに言った。
「私もちゃーんと持ってる!」育子は自分の分のハンカチを取り出した。
「女性達よ!よき人生をですから」育子が言った。
「良き人生か…」徳子が呟く。
「良き人生を。…これからです」陽子が徳子に言った。徳子はコクリとうなづいた。

― ラジオから流れて来る音楽に合わせて日向子が踊っていた。
やがて曲が終わり『お送りした曲は飯田小太郎ととオクトパスで“良き人生を”でした』とアナウンスが流れた。陽子達はかつての教師だった飯田小太郎であると気づき驚いた。
― 夕方になり、陽子達は中庭で話をしていた。
「気に入ってもらえてよかった」人形で遊んでいる日向子を見て育子が言った。
「いろいろありがとうね。大丈夫なの?お金のほう…」心配そうに陽子が尋ねた。
「何言っての?これでもちーとは稼いでいるの、東京で」
「あ、育子さん、ラジオ聞いたわよ?」真知子が思い出して言った。
「わたしも。街頭録音でしょ?」
「本当に?これでも常連なんだよ。お恥ずかしい!」育子が照れる仕草をした。

その時、出かけていた良一と和成が帰って来て須藤家の塀の上から顔を覗かせた。
「ただいま。お!これはこれは!育子ちゃん、東京から?元気そうだね?」良一が真知子と育子に気づき声をかけた。
「はい。ご無沙汰しております。」育子が丁寧にお辞儀をした。
「ご無沙汰しております」育子は今度は茂樹に言った。
「あ、いや、どうも」茂樹は久しぶりの再会と育子の挨拶に緊張してしまう。
「ご苦労様でございます…順調に落ち続けているようでご苦労様でございます」
「お前ね~」茂樹は呆れて言った。
「あれ?ごめんなさい。傷つきました?ごめんね茂樹君」
「君じゃない“さん”だ!」茂樹が言うが“そうでしたっけ”と育子は笑ってとぼけた。「はっはっは、あいかわらずだね育子ちゃん」良一が笑った。
「ありがとうございます」育子が良一に頭を下げた。
「誉められてないと思うぞ今のは!」茂樹が言った。
「そんなことないって茂樹君!(笑)」
「だから…茂樹さんだ!」茂樹は塀をたたいた。

「あのぅ…育子さんって茂樹さんより年上なんですか?」二人を見て杏子が質問した。
「フフフ…ごめんなさい」真知子は思わず笑ってしまうがすぐに謝った。
「杏子ちゃん、考えてみろ。俺は陽子のお兄ちゃんだ…そして育、育子ちゃんは陽子の同級生だ。…ということは?」茂樹が杏子に回答をもとめた。
「茂樹さんが年上」
「そういうことだ…なんで意外そうな顔してんだよ?」
「年下に見えるよね~」育子が杏子に言った。
「そんなことないって」茂樹が言ったが「そんなことあるって」育子がかぶせた。

― 育子は須藤家の中庭で薪割りを試みるが上手く薪は割れずに失敗してしまう。
「お手本を見せて下さい。茂樹さん」隣で見ていた茂樹に斧を渡した。
「よし!みてなさい!」と意気込んでやってみたが茂樹も失敗してしまう。
「何もできないんだねー茂樹君は。今度失敗したらパーマネントね?」

「へぇ~仲いいね」お茶を持ってきた徳子が二人を見ながら陽子と真知子に言った。
「そうですよね」真知子も同意した。
「なんか好きあっているって感じだよね?」徳子が嬉しそうに言った。
陽子は二人がお似合いだと思っていたが育子がすぐに東京に戻らなければならないことを考えると陽子は切なくなった。

― その後も陽子達の元に色んな人がお見舞いにきてくれた。村上堂の貞男とカヨも励ましに須藤家に訪れた。かつての教え子であった石井恵子、ハナ、そしてケイスケも見舞いに陽子を訪ねて来た。
「この度は本当に大変な事で…心よりお見舞い申し上げます」ケイスケは頭を下げた。
「ありがとう。立派になったねぇ…ケイスケ君」
すっかり大人になったケイスケをみて陽子は嬉しそうに言った。
「そんな…近いうちに寛太達も来るって言ってました」ケイスケが言った。

― 陽子の祖母、富士子からもお見舞い(缶詰?)と手紙があった。大好きな丸庵が無くなってしまったけれど、みんなが無事でそれだけが嬉しいと書いてあった。

ある日の夜、道夫と徳子は和成と陽子に『これから先どうするか』の話を切り出した。


【おひさま 第134話(9月6日放送) 感想・レビュー】

今日は育子の回した。もうセリフの半分が育子なんじゃないか?というくらい元気に喋ってましたね~。あとお土産の量がハンパないです。おそらく自分の両親や弟と妹達にも買っていると思うので相当です。
久しぶりの茂樹&育子のかけあいがありましたが…あの茂樹が薪を失敗するのはアドリブなんでしょうかね?
別に確証はないんですが『何をやってもだめだね茂樹君!』って育子が言ったのに対して『君じゃない!さんだ』っていつもの返答がなかったもので(笑)
さて明日の道夫の話って何でしょうかね。