NHK朝ドラマ おひさま 129話あらすじ&感想

【おひさま 第129話(8月31日放送) あらすじ】

(前回の続きから)「じゃ、行こう日向子ちゃん」日向子の手をとり杏子は遊びに行った。
「で?何だって杏子ちゃん」徳子は陽子に“突然訪ねて来た理由”について尋ねた。
「まだ何も…。とりあえず今日泊まって明日帰ると言ってます」陽子が答えた。
「ほんじゃ、今夜ゆっくり聞いてあげなさい」
「はい。私、連絡してみます…あの子の叔父さんの家に」
そういって陽子は、自分の部屋にあった連絡帳を確認し電話をかけた。

― 杏子が日向子を連れて遊びから帰ってきた。
「おかえり。ありがとう杏子ちゃん。さ、座って」陽子は日向子と遊んでくれた事に感謝した。
「今夜はね教室の日なんだ」陽子が言った。
「手紙にも書いてあった?」杏子は手紙の内容を思い出した。
「うん。一緒に受けてみる?勉強頑張ってたかどうかすぐ分かったちゃうけどね」
「…あれ、大丈夫かな?」杏子は不安そうな表情になってしまう。
するとその時、タイムリーに勉強会に参加する恵子とハナが丸庵にやってきた。
「こんにちわ」二人は丸庵にいた陽子達に挨拶をした。
「2人共、杏子ちゃんより先輩。恵子ちゃんとハナちゃん」陽子が杏子に二人を紹介した。
「こんにちわ。はじめまして」二人は杏子に笑顔で挨拶をした。
「…倉田杏子です。宜しくお願いします…」杏子は緊張しつつ自己紹介をした。
「あ!倉田杏子ちゃんって絵のうまい?」
「東京から安曇野に来ていた子かいね?」
恵子とハナの2人は目を輝かせて京子の事を見た。
「…あ、はい」杏子は照れくさそうにうなづく。
「生徒はこの2人。あとカヨさんって人もいるんだけど…忙しくてね。来られるときだけ来ているの」陽子は勉強会の補足説明を杏子にした。

恵子、ハナ、杏子の3人は机に向かい一生懸命にプリントに書かれていた問題を解いていた。陽子はその様子をじっと見守っている。
「はい!時間です!先生にみせてください」陽子は時間になったので3人からプリントを回収し、答えあわせを始めた。
「…杏子ちゃん、勉強してたのね。ちゃんと」陽子は杏子をみて言った。
「はい」杏子は照れくさそうに返事をした。
「あ、なに不安そうな顔をしているの2人とも。…ちゃんと出来ているわよ?」陽子は恵子とハナに言った。
「本当に?よかった!」恵子とハナは喜んだ。
「フフ、どれだけ通っているんですかぁ?誰が先生かと思っているのかしら?」
「ごめんなさい(笑)」
「仕事で良く誉められる!計算苦手な子の分までやってあげたりして」ハナが言った。
「いいなぁ、私は誉められはしない。やっと叱られない様にはなったけど…」恵子が言った。
「そう。良子さん、厳しいもんね?」陽子はかつての同僚、田所良子について言った。
「はい。でも尊敬しているよ」

「杏子ちゃんは今日から新しい生徒になるの?」
「そうかね?だったら嬉しい!」恵子とハナは杏子に質問した。答えにくそうにしている杏子に陽子は勉強会についての説明をした。
「ここわね、来たい人はいつでも来ていい教室なの」杏子は、コクリと頷いた。

― 夜、陽子の部屋で杏子は日向子を寝かしつけた姿を見て和成が感心した。
「千津子、寝かせていたから」杏子は歳の離れた妹の事を言った。
「杏子ちゃん…お世話になっている家を出て来たんでしょ?何も言わないで」陽子が静かな口調で確認するように質問したので杏子は驚いた。

「連絡したの先生。あなたの叔父さまの所に。どうして知らせてこなかったの?叔父さまは、お亡くなりになったのね?近所の方がいろいろ教えて下さった。あなたと千津子ちゃんは違う家に引き取られた…千津子ちゃんはアメリカに行ったんですって?」
杏子は何も言わずコクリと頷いた。
「…そう。幸せだといいね?」陽子が言うと杏子の目から涙が溢れだす。
「あなたは違う親戚の家に引き取られた。そこには子供が沢山いるのよね?近所の方、言ってらした。杏子ちゃんは、居づらいじゃないかって…。家の仕事をしていて学校にも行ってないんじゃないかって…」
「…でも仕方ないです。それは…」

「ここにいる?杏子ちゃん?」陽子が言った言葉に杏子は耳を疑った。
「ここで一緒に暮らす?もう、うちの家族には話してあるわ」
陽子の横に座っていた和成もニコリと小さく頷く。
「杏子ちゃんさえそうしたい気持ちがあるのなら、あたしが親戚の方に話してあげる。ここにいて、働きながら勉強すればいい!そうする?杏子ちゃん?」

陽子が質問したが杏子は、ヒックヒックと泣き出してしまい答えることができなくなった。陽子は、杏子をぎゅっと抱きしめた。
「がんばろう!杏子ちゃん!」
陽子の呼びかけに“はい”と答えるが
「…どうして、どうして?」と繰り返し質問する。
「覚えてないの?あたしは杏子ちゃんの事が大好きなのよ」陽子が優しく言った。
「陽子先生!!」杏子は陽子に飛びついた。
「日向子のお姉ちゃんになっておくれや」和成が言った。
「はい!はい!えーん!!(泣)」杏子は遂には大泣きしてしまった。
「ほらほら(笑)」陽子は杏子の頭を撫でてあやすのだった。

― (現代)「それからずっとこちらに?」房子が杏子に尋ねた。
「はい」杏子が返事をした。
「この子、ずいぶん、がんばったのよねぇ」陽子が言った。
「がんばりました!えへへへ」杏子が嬉しそうに言った。

―陽子は、丸庵の入り口を気にしていた。テーブルを拭きながらもずっと入り口を気にしていた。そんな陽子の様子をみて徳子が道夫に質問した。
「何をあんなにソワソワしているんだい?陽子は…」
「ほんとに…誰か来るんかい?」道夫は隣にいた和成に聞いた。
「友達?」和成が自信なさげに言うと丸庵の扉が開いて一人の女性が入ってきた。
「ユキちゃん!!!」陽子が女性を姿を見て嬉しそうに大声をあげた。
「陽子ちゃん!!!」女性も陽子を確認すると同様に大声で呼んだ。
田中ユキとの10年ぶりの再会だった。


【おひさま 第129話(8月31日放送) 感想・レビュー】

今日は、全くの予想外の展開でしたね~いや、結構予想外の展開はありますが(笑)。まさか杏子ちゃんが丸庵の子になってしまうとは…。いやいや驚きです。
大人になった杏子ちゃん(さん?)が陽子の手伝いをちょくちょくしているシーンがありましたがタケオ君と同様に近所に住んで手伝っているのかとばかり。

今日、ちょっと判らなかったのは、テストの答案をみた陽子が『勉強していたのね』って杏子に声をかけるシーンです。あれってちょっと気を使ったコメントなんでしょうか?それとも途中まで勉強をしていた形跡があるんだけど的なことなんでしょうかね?
それにしても丸庵ファミリー、素晴らしすぎです。
『日向子のお姉ちゃんになっておくれや』by 和成…今日も和成はカッコよすぎです。