NHK朝ドラマ おひさま 116話あらすじ&感想

【おひさま 第116話(8月16日放送) あらすじ】

丸庵には、たくさんの食材が運び込まれてきた。
丸山一家と手伝いに来ていた節子は、その食材の量に驚いた。

「どうだい?これなら文句はねーだろ?」助役(つまみ枝豆)が嬉しそうに言った。
「ある所にはあるだにねー」と道夫は関心をし
「私はオカミの事は決して信じないよ!」徳子は怒っていた。

「あれだね、父さん?残ったらちーとばかり頂こうかね」和成は嬉しそうに提案した。
「バチは当たらないと思います」陽子も背中を押した。

「あ、えっと…」助役が和成の申し出に困っていたのをみると徳子が笑顔で釘を刺す。
「助役さん。あんたの将来がかかっているんじゃないのかい?今日失敗やらかして、あちらさんを怒らせたりしたら…フフ」
「おいおい勘弁してくれよー」

― 丸庵は早速、準備にとりかかろうとした。陽子は節子に日向子を任せ徳子と野菜などの食材を洗う。和成は道夫の指導のもと、蕎麦をこね始めた。和成の横で道夫はダシ作りをはじめる。

和成と道夫が蕎麦のダシについて熱く相談しているのを陽子は幸せそうに見ていた。
すると徳子が陽子に尋ねて来た。
「どうした?ニヤニヤして…」
「ニヤニヤなんてしてませんよ(笑)なんかいいなって思って…蕎麦が自由に手に入るようになって、丸庵が繁盛したらこんな感じなのかなって…」
「そうだね」和成は優しく答えた。

「陽子ちゃん、アメリカさん、鶏食うよな?」道夫が陽子にアドバイスを求めてきた。
「チキンか…食べると思いますよ」陽子は返答したので道夫は嬉しそうにテーブルにあった鶏肉を取りにいった。しかし躓いてしまい大きく転んでしまう。
「大丈夫だ。あははは」と笑っていたものの道夫の肩は上がらなくなってしまうほど痛み出すのだった。
「お医者様へ行こうか?」と徳子は心配するが頑として道夫は断った。

道夫は肩が痛くて蕎麦打ちができないので徳子が代わりに蕎麦をうつことに。その作業は見事だった。
「俺よりうまいんだ」和成は徳子の蕎麦打ちに見とれていた陽子に説明した。
「いやになっちゃうよな~なんでもできて」道夫は嬉しそうに言った。

「しょうがないだで。蕎麦屋の娘なんだから。陽子、今度はあんたにも教えないとね!」
蕎麦打ちをしながら陽子に言った。
「え?やらせて頂けるんですか?」陽子は嬉しくなった。
「お父ちゃん、何しょぼくれてんの?味を決めるのはお父ちゃんなんだからね」徳子は今度は道夫に言った。

陽子は、徳子が蕎麦を切るのをみてカッコイイと感動し、将来、自分にできるか不安に思いつつ、想像するだけで嬉しくなっていた。そして丸庵にお嫁に来て良かったと思うのだった。

― 夕方になり4名のアメリカ人と数名の日本の役人が丸庵に入って来た。
蕎麦を湯で上げる和成とチェックする道夫。
「相変わらず、悪くねーな母さんの蕎麦」と道夫は満足げに言った。
「さ、勝負だ!」道夫は完成した4名分の蕎麦を嬉しそうに見た。

4人のアメリカ人は蕎麦をフォークで食べていた。
その姿を厨房の奥から徳子、道夫、陽子、和成は心配そうに見ていた。
「テイストーGood!オイシイ!」アメリカ人の一人がニコリと笑った。その姿をみて陽子達は喜んだ。しかし、程なく4人とも蕎麦をほとんど残し、テーブルを離れた。和成は残したどんぶりを突きつけゆっくりと質問した。
「…もういいんかいね?」
「ゴチシソーサマデシタ。ノーサンキュー」

和成は残したどんぶりを厨房の奥へ運んだ。陽子、徳子、道夫は心配して和成をみたが
和成はニコっと笑う。すると和成に若いアメリカ人が話しかけてきた。
「ユー!テイクミーアーム?」(←たぶん)
そういって腕相撲の仕草をしている。陽子は和成に和訳して説明した。
「勝負しないかと言ってます」
「やるか…勝負に誘われたし、男としてはやらないわけにはいかない、でも負けたらごめんよ」
和成は、そういうとアメリカ人が座るテーブルに向かった。

陽子達が心配する中、腕相撲は始まった。
劣勢でスタートしたが、和成は相手の腕を机に付け見事に腕相撲に勝つ事ができた。
「You Good!」と相手は握手を求めて来た。
周りにいたアメリカ人も和成を祝福している。和成は困惑しながら半ば強引に握手される。
和成が呆然として振り返ると陽子達が喜んでいた。その様子をみてようやく和成に笑顔が戻る。

― その夜
「大丈夫ですか?」風呂から上がってきた和成に陽子は尋ねた。
腕を押さえる和成は心配そうにしている陽子の隣に座って笑顔で言った。
「なんだか変な日だったね・・・」
「カズさん、私、カズさんの妻になれて幸せです。私を妻にしてくれてありがとうございます。ありがとうございます」
「こちらこそ」和成は照れ笑いをしながら頭を下げた。

「日向子、日向子のお父さんはねーすごいんだよ~」と陽子は幼い日向子に話しかけ日向子を和成に渡したが
「いてててて…」 
和成は腕相撲で痛めた手を庇いながら日向子を再び陽子に戻した。


【おひさま 第116話(8月16日放送) 感想・レビュー】

美味しそうでしたね~蕎麦。
アメリカ人が残したのは口に合わなかったからですよね?道夫が打たなかったとかそういう理由ではなく?
まあ、蕎麦なんてフォークで食べたら、そりゃ美味しくないし…どうなんでしょ?やっぱり信州だから蕎麦を振舞いたいって枝豆は思ったのでしょうかね?

私の友人で蕎麦屋に3年アルバイトしていた友人は、蕎麦の食べ方に非常にうるさい事を思い出しました。
ざる蕎麦を汁に全部つけたら「それだと蕎麦本来の味がわからんだろ!」って…
それ以来、ちゃんと全部つけずに食べてます(笑)

蕎麦とお寿司を食べているときって、本当に日本の食文化って素晴らしいって思います。
だからこその誇りなんでしょうね。