NHK朝ドラマ おひさま 114話あらすじ&感想

【おひさま 第114話(8月13日放送) あらすじ】

― 前回の続きから

「お義母さんの方です…他人行儀なのは。お義母さんだって…自分だって大好きな家族の前で疲れた顔を見せたくないって思わないんですか?…思うでしょ?そうしてるでしょ?私だって同じです。大好きだからここにいるときだけは笑っていたいし、帰って来てみんなの顔をみたらほっとして疲れなんて吹っ飛んじゃうし、それだけです!」
陽子は徳子を睨みながら続けた。

「仕事の事だって、自分で言い出して決めた事だからできるとこまでは自分の力でがんばってみようって思ってるだけです。自分だけでちゃんとやってみようって思ってるだけです!そんなの本当に我慢出来なかったり辛かったら家族に甘えるに決まっているじゃないですか!そんなの決まっているじゃないですか!!そんな遠慮してるだなんてお義母さんの方が他人行儀です!お母さんの方が間違ってます!!」

陽子が強く指摘すると、徳子は再び椅子に腰をゆっくりと下ろし陽子から目を背けた。
「私はお義母さんの事が大好きです!お義母さんのような母親になりたいと思っているし」陽子が言うと徳子は目から涙を流した。

「お義母さんが言ったんじゃないですか!?家の中だけは笑っていようって!!お義母さんのばか!!!」陽子は最後の方は泣きながら叫んでいた。

徳子は、じーっと考えていたが、小さい声で陽子を呼んだ。
「…………陽子?」
「はい」ぶすっとした表情で陽子は返事をした。
「………ごめんよ」徳子は面白くないといった感じで陽子に謝った。

その態度に納得がいかない陽子は
「…なんでそんな顔しているんですか?」と尋ねる
「な、なにが?」徳子は慌てた。
「わかった?悔しいから?私の言った事に言い返せないから!そうでしょう?」と再び陽子はつっかかった。
「…謝ったんじゃん私!!」徳子は立ち上がり陽子の目の前まで歩み寄った。そして陽子の目の前に顔を出し低い声で
「ごめんよ」と謝った。
「…本当に可愛くない」陽子は徳子の迫力に後ずさりしながら面白くなさそうに言った。「そんなことない、かわいいよ」徳子は、そのままの姿勢で言った。

「お義父さん。なんとか言って下さい!」
陽子はケンカをボーっと見ていた道夫に助けを求めた。
「…ハハ。今のは…陽子ちゃんの…勝ちだな」道夫は言いづらそうに答えた。

「陽子…今度の日曜、カサンブラカって映画がくるんだけどアンタどうする?」
徳子はチラリと陽子のほうを見ながら言った。
「え?行きたい…私行きたい!」陽子はケンカの事なんて忘れて喜んで返答した。
「行く?何着てく!?」
徳子もすっかり機嫌がなおり二人は映画のことで盛り上がり始めた時に和成が帰ってきた。
「どうかしたかい?なんかいいことあったかい?」
「うん、ちーっと!」二人は楽しそうに答えた。

「なんだい!今頃、帰ってきて」道夫は面白くなさそうに言った。
「しょうがねーだろ。残業なんだから」

「それじゃ、あっちでちーっと相談でもしようかね。あ、そうだ。日曜、日向子をお願いね。私達、お出かけなんで」と二人は楽しそうに店の奥へ行ってしまった。
その様子をみた道夫は、深いため息をついた。

タンスから着物を出してどっちがいいか盛り上がってる二人を見て和成は道夫に尋ねた。「どうしてああなんってんの?」
「さあな、親子だからな?…おめえより先に相思相愛になっちまったからな。ま、がんばろうな和成」和成の肩を叩く道夫。
「なんで励ますんだよ(笑)」和成は苦笑した。

― その夜。
「見たかったなぁ~陽子と母さんの喧嘩」
「いいんですか?私言いますよ。和さんはどっちの味方なんですか?って」
「すごい剣幕だったって父さんいっていたよ。見たかったな〜怒ってる陽子(笑)」
べーっと舌を出す陽子。
「何だその顔(笑)」

― 日曜日になり、陽子はおめかしをして徳子の支度を待っていた。しかし店の奥からいつもと同じ格好した徳子が現れた。
「なんだ着替えないのかい?」道夫が尋ねると徳子は事務的に答えた。
「あんたと2人で映画はやめた。今度にしよう」
陽子は不安そうな顔をする。

「どうしたんだよ?母さん、行けばいいじゃん。陽子楽しみにしてたんだよ」和成が徳子に抗議すると
「陽子はいくよ?…あんたと2人でね」徳子は笑いながら答えた。

「ほれ、あんた達、結婚してからどっかへお出かけなんてした事ないだろ?何モタモタしてんだよ。いかないの和成?」とせかした。
「いく」和成は照れながら言い陽子は頭を下げた。
「お義母さん、ありがとう」
「…うん!ハハハハ」

― 現代。陽子(若尾文子)は当時のことを房子(斉藤由貴)に話していた。
「まさに太陽だったわねお義母さんは」
「陽子さんのお話には素敵な女性がたくさん登場しますね」
「まあ、嬉しいわ、みんな大好きなの。女性はね、みんな太陽なの。房子ちゃん、あなたもよ」
「そっか…テヘヘ」房子は太陽と褒められ照れ笑いをした。
「…で、その映画には行ったんですか?」
「ええ、和成さんと2人きりでね。…私が世界で一番すきな映画ね」陽子は映画『カサブランカ』は心に既にあるので再度観ていないと思い出の映画について語った。

― 石井恵子に勉強を教える日がやってきた。恵子は店に到着すると一緒に連れてきた人物を陽子に紹介した。
「ハナちゃん?」
「陽子先生、はるかぶりだわいな!」
再会を喜ぶハナは、なぜか足を引きずっていた。


【おひさま 第114話(8月13日放送) 感想・レビュー】

嫁姑対決は、見事な陽子の一本勝ちですね。
徳子はもっと小さな娘みたいに思っていたんでしょうかね。過小評価?
今更、気づいてなんですが…土曜日だけ平原綾香さんの歌がはいるのでしょうかね。

録画していることが多いので歌の部分は早送りだったので気づきませんでした。