NHK朝ドラマ おひさま 113話あらすじ&感想

【おひさま 第113話(8月12日放送) あらすじ】

日向子が突然、深夜、泣きしたため、陽子は丸庵の店まで行ってあやす事にした。
それを徳子は後ろから見ていた。
陽子は日向子をあやしながら、徳子が起きて来た事に気がつき、謝った。
「…すみません、起こしてしまいまして」
「“泣かないで~”なんて~言っちゃダメだよ。それが仕事なんだよねー日向子の」徳子は日向子に話しかけながら日向子を抱き上げ続けた。

「泣くのは赤ん坊の仕事。一生懸命に泣いているのなんで“泣かないで”なんて言われなきゃならないのさ。こんなに頑張ってるのに…。誉めてやらなきゃならないくらいだよ?“エライねぇ。よく泣いていねー”って…わかった?」
「わかりました」陽子は申し訳なさそうに応えた。

「あ、それから赤ん坊のいるうちは、家族が赤ん坊に付き合うのは当たり前。申し訳ないなんて思わないでおくれ。みんなで付き合って、寝不足になって、夜泣きしなくなって〜言いたい事と喋れるようになったんだねーって。そうやって大きくなっていく事をみんなで喜べるんだ。ふふ、分かったかい?」

陽子は首を縦に振り何かを言おうとするが徳子に喋られてしまう。
「すみませんなんて言ったら…怒るよ?本当に」
「ふふ、ありがとうございます」陽子は苦笑した。
「おやすみ」泣き止んだ日向子を陽子に渡すと徳子は自室にもどっていった。

「日向子、ごめんね、お母さん、ひどいこといったね~」
店に残った陽子は日向子に優しく話しかけた。

― 丸山家の朝食。いつものように近所に住む床屋の節子と一緒に食べている丸山家。一同はレコードが一枚35円と倍の値段になり、世の中の物価の上がり方を心配していた。「がんばりましょう。うちは大丈夫です。カズさんと私が稼いできますからそばが手に入るようになれば大丈夫!」と陽子はへこんでいる皆を励ました。

「で、買ったの姉ちゃん?35円のレコード」徳子は節子に質問した。
「買える訳ないだろ?そんな金どっから出すんだよ」節子は不満そうに言ったが徳子は
「でもさ、ここんところ新しい髪型で儲けてるって噂だよ?」とつついてみる。
「そんなことねぇ…でもちょっとね(笑)」と節子は笑った。

「新しい髪型が流行っているんだ?」和成は身を乗り出した。
「おめえ気づかねーだかい?町中のすげー髪型だで」道夫が笑いながら言った。
「和成は陽子一筋だからねぇ?」今度は徳子が笑いながら和成を冷やかした。
「何言ってんだよ!どういう母親だよ」和成は抗議した。
「どういうってこういう素敵な母親だよ。みてごらん、陽子の嬉しそうな顔」と陽子を指した。

「東京にいる育子から手紙が来たんですけど、もうヒドいんですよ!約束したんです。前に東京言っていたときは簡単な手紙しか書いてこないから返事は必ず
便せん二枚以上書くようにって…」と陽子は封筒から2枚の便箋を取り出した。そこには大きい字で習字で字が書かれていた。

一枚目:元気   二枚目:です 育子

あはははっは!一同は育子のとんちの効いた手紙に爆笑した。
「あなたの回りは変わった人が多いね?」徳子は楽しそうに言った。
「そうなんですよ、それに比べてあたしは地味ですね~」
「何言ってんだ。太陽は動かないもんだ。周りが動くだ。それでいいんだ」道夫がキッパリと言ったので陽子は『そっか』と嬉しくなった。

― 朝食を食べ終え日向子をおぶって仕事へ行く準備をする陽子。
「陽子ちゃん、仕事の方は大丈夫かい?なんかしんどい事あったら俺が社長にな…」と道夫は陽子を心配したが
「とんでもないことです。ただでさえわがまま聞いてもらっているんですから。本当に感謝しているんです私」と陽子は笑顔で応えた。

そして陽子と、見送るため和成は玄関へ行った。その姿を後ろから見ていた節子がしみじみと言った。
「なんか本当にいい娘になったね。ここんちの」
「あぁ」道夫は嬉しそうに相槌を打ったが徳子は何かを考えているようだった。

― 陽子は仕事場で苦労をしていた。別の部屋から戻ってくると日向子が泣いて迷惑をかけなかったか田所良子(紺野まひる)にすまなそうに質問する。
「私がいない間おとなしくしていました?」
田所は何も言わず、頷いた。竹内(野間口徹)が事務室に戻ってくると日向子は泣き出してしまう。竹内は「…はぁ」と陽子に聞こえるように大きくため息をついた。

陽子は会社の人がイライラするのは当然だと思っていた。しかし和成と陽子の収入がないと家族が暮らせていけないと考えていた陽子は仕事をやめるわけにはいかなかった。

― 陽子は夕方になり帰宅。店の“のれん”はすで外していたあった。陽子が店に入ると道夫が“疲れて見える”と心配して声をかけてきた。
「…そうですか?だいぶ重くなってきてますので」と徳子に日向子を預けた。
「和さんは?」と質問すると『まだだよ』と徳子は振り返らず陽子の質問に答えた。
「お義母さん…どうかしましたか?」徳子の様子が変だと思った陽子は質問した。
「なんで?」徳子は面白くなさそうに聞き返した。
「なんでって…?なんか怒ってますか?私の事…」

すると徳子はテーブルに座り、陽子の方を見ないで強い口調で言った。
「なんかさ、陽子はいつまでたっても他人行儀なんだよね…気を使って、遠慮して…。いつまで経ってもそうなんだよね。なんでさ、疲れたなら疲れたって言わないの?嫌なことがあったらなら嫌なことがあったって言わないの?なんで…もっと…こう、ほれ、甘えないのさ?なんで、もっとダメな所を見せないの!?ねえ!?」

「お義母さん!」陽子は涙目になりながら徳子を呼んだ。
「なんだい!?」興奮冷めやらぬ徳子は聞き返した。

「言い返していいですか?」陽子は徳子を睨みながら尋ねた。
「え?」徳子は一瞬たじろいだが陽子は強い口調で言った。
「言い返します!!」


【おひさま 第113話(8月12日放送) 感想・レビュー】

小学校6年生の姪に社会の勉強を先日、教えていたんですが、私は教科書に載っている『おひさま』の時代を熱心に読んでました。昔は社会は一番嫌いな科目でしたが、大人になると本当に面白い科目です。なんで子供の頃にもっと勉強しておかなかったんだ!って思ってしまいます(笑)

遂に嫁VS姑の関係に!ただ陽子がお嫁に来たとき印象的な徳子の台詞があります。
『ケンカもたくさんしよう!』…なんか凄い可愛い台詞じゃないですか?