NHK朝ドラマ おひさま 108話あらすじ&感想

【おひさま 第108話(8月6日放送) あらすじ】

― 学校から丸庵に戻ると陽子は丸山の両親に報告した。
「今日、校長先生に話して参りました。卒業式までよろしくお願いします」
徳子と道夫はそうと嬉しそうに頷いた。

― 次の日(?)村上堂で陽子は育子と真知子に打ち明けた。育子、真知子、村上堂の女将のカヨ、主人の貞夫は「え?」と驚いた。
「あはは、みんな同じ顔してるね〜」と陽子は皆の反応を笑った。
「本当に?陽子、本当に先生辞めるの?本当にいいの?」育子は信じられないといった表情で陽子に詰め寄ったが陽子は「うん、自分で決めたのよ」と頷いた。

「あと少しだけ、よろしくお願いします」陽子はカヨと貞夫に卒業まで日向子を預かることをお願いした。
「俺も一回くらい学校へいくかな?」貞男は日向子をおぶって学校へ行きたいといいだしたが「駄目だよ!譲れねーよ!おめえさんになんか!」とカヨに即座に断られた。「…ケチ」と貞夫は小さい声で言った。

「…でも驚いた。考えた事もなかったわ。ね?育子さん?」と真知子もまだ信じられないといった表情をしていた。
「そうだね。陽子がずっと続けるんだって思ってた」
そんな育子と真知子を“ふーん”と陽子は笑顔で見ていた。

「なんで、嬉しそうなの?」真知子が陽子に尋ねた。
「だって、私が育子と真知子さんを驚かせたのって初めてじゃない?いつも二人には驚かされてばっかりだったもの女学校の時から」と陽子は嬉しそうに話した。
「そう?」「そうかしら?」と育子と真知子は互いの顔を見た。
「だから私…“えぇーっ!?”ってばかり言っていた気がするもの」
と陽子は当時からのことを説明したが当の本人達は首をかしげ納得いかないような表情をしている。
「そうなの!だから嬉しい」陽子は判らない二人に言った。

すると育子は急に立ち上がり、店の奥へ行く。
「…駄目だ。切り出せない。今日は辞めた」
「どうしたの育子さん?」後ろから真知子が声をかけてきた。
「なんでもない」と慌てて席に戻る育子だったが今度は真知子が「今日はやめておこう…」と独り言を言った。席に戻ると相変わらず陽子は二人の驚いた事が楽しいといった様子だった。

― 丸山家の居間では茂樹が書類を手に一人二役で練習をしていた。
「お父さん。僕、医者になろうと思うんです。
ん?医者って…今からか茂樹?
はい!何年かかってもここを須藤委員にしたいんです…って説得力ないかな」

すると玄関から父、良一が興奮して戻ってきた。
「茂樹!陽子からの手紙なんだがあいつ!教師を辞めるそうだ!!…驚いたな。しかし…な?」良一は興奮しながら言った。
「え?ええ…なんだよ、あいつ…」
「陽子は新しい次の人生を目指すんだな…お前はどうするんだ茂樹?…あ、あぁ催促したわけではない。ゆっくり考えろ茂樹人生は長いんだ」
「…そうですよね」茂樹が隠した書類には『松本医学専門学校入学願書』と書かれていた。

― 昭和22年月卒業式の朝、自室の鏡の前で陽子は目をつぶっていて神経を集中させていた。そしてゆっくりと目をあけ笑顔になる。

一階では徳子、道夫、和成が待っていた。
「陽子ちゃんの先生姿も見納めだね」と道夫が懐かしそうに言った。
「いろいろ助けて頂いてありがとうございました」
「俺は別に!特に…何も(笑)」陽子が道夫に頭を下げたので道夫は照れてしまう。
「…でしょうね?お父ちゃんはね…特に…何も(笑)」徳子が横槍を入れた。
「そんなことありません(笑)お弁当作って頂いたり…お世話になりました」陽子はもう一度頭を下げた。
「私には?和成は旦那だからいいけど」と徳子は陽子に催促した。
「お世話になりました」陽子はゆっくり徳子に礼をいった。
「…よく頑張ったね。陽子先生」徳子は涙を浮かべてしまう。

「…なんか陽子の卒業式みたいだな?」和成が言うと陽子は笑いながら「そのようなものです」と言った。そして徳子、道夫に“いっといで”と見送られる。家を出ると安子と節子の二人も“いっとでー”と陽子を嬉しそうに見送った。

― 陽子は村上堂に寄り、日向子を預けた。
「今日はここでまってればいいんだね?」
「はい。早めに戻って参りますので。今日まで本当にありがとうございました」
「怒るよ!本当に!」陽子は丁寧に礼を言ったのでカヨは泣きそうになってしまう。
「怒らせるだけは止めておいたええぞ。本当に怖えからな。夢にみるだでね?」と貞夫は言った。

― 職員室には陽子と夏子先生以外のまだ教師達は来ておらず、二人は机を拭いていた。
「どうした?」夏子は陽子に見られていることに気がつき質問した。
「…いえ、卒業ですね」陽子は慌てて話を切り出した。
「二度目でしたっけ?陽子先生が生徒を卒業させるの?」夏子が質問すると陽子は頷いた。「夏子先生は?」
「うーん…10回。おかげさまで。陽子ちゃんやタケオ君も入ってるわよ?その中に」
「そっか、光栄です」陽子は頭を下げた。
「あ!式場の花…」
「はい。大丈夫です」夏子は、思い出したが陽子が言ったので安心した。

陽子は職員室を愛しそうに見回していると萩原校長が職員室に入ってきて“おはようございます…”と挨拶すると陽子に向かって無言で頷いた。
夏子は萩原校長のその様子を不思議そうに見つめた。

「緊張しますね?卒業式は」
「そうね」夏子は我にかえり陽子の質問に笑顔で答えた。


【おひさま 第108話(8月8日放送) 感想・レビュー】

おひさまもいよいよ分岐点に来たようです。そのためか昨日の夜遅く、なんかNHKかBSか判りませんが「おひさま夏休み?」みたいなタイトルで番組があったのですが、皆さん、ご覧になりましたか?

地デジって便利なもので、だいたいの番組内容を見れるじゃないですか。で、番組内容を見てみると『教師を辞めた陽子の今後の展開を撮影風景を交えて…』みたいなことが書かれていました。早い話が「メイキング映像+予告映像」ですね。
すごい観たい気がしたんですが、ああいうのって結構な先まで見せてしまうじゃないですか?だから観るのを断念しました。先、知りたくないので(笑)

さて、育子と真知子が何を話したかったかは、来週に持ち越しですが、いよいよ卒業式ですね。夏子先生の反応も楽しみではあります。