NHK朝ドラマ おひさま 106話あらすじ&感想

【おひさま 第106話(8月4日放送) あらすじ】

― 夜、丸山家では和成が玩具で日向子をあやしていた。玩具は、何日か前から和成が作っていたものだ。
「できたんですね?よかったね~日向子」部屋に入ってきた陽子は和成の手作り玩具をみて嬉しそうに日向子に話しかけた。

「手紙が来てたよ」和成は陽子に優しく言った。
手紙の送り主のとこには石井恵子と書かれている。
石井恵子は、陽子が受け持った最初のクラスの生徒だった。

彼女は父親を亡くし、母と二人の生活を支えるために製糸工場で働いていると手紙には書かれていた。そして手紙には
『もっとちゃんと勉強をしておけばよかった。どうしたらいいでしょうか?陽子先生、私は怖いです。私はどうなってしまうのでそうか?相談する人も誰もいないし・・・どうしたらいいか解らないです。   石井 恵子 』と書かれていた。陽子は手紙を読みため息をついた。その様子を見ていた和成が心配そうに尋ねた。
「どうした?悪い知らせか?」

「ううん、生徒から・・・お返事を書かないと。先に休んで下さい。日向子も寝かせますから」と陽子は手紙を書き始めた。本当に生きていくのに必要なことを教えてないまま社会に出してしまった。その責任があると陽子は思っていた。
『― 大丈夫。働いていたって勉強はできる。先生はいつだって貴方の先生だから。がんばろう。   丸山陽子』

陽子は書いた手紙を丁寧に三つ折りにして、机の中から四葉のクローバーの押し花にしたしおりを取り出した。それは恵子が卒業する前に恵子(+2名)から貰ったものだった。(48話参照)
『先生に貰って欲しいんです!』恵子達が嬉しそうに陽子にくれたことを思い出しながら陽子は四葉のクローバーの“しおり”を手紙と一緒に封筒に入れた。
皆どうしているだろうと思っていた。最初に受け持った生徒達は幸せに生きているだろうかって・・・陽子は当時を振り返る。

― 授業中、生徒の一人が当てられ黒板で答えを書こうとしているが、手が止まってしまっている。今、教えている生徒達も学力がなかなか追いつかないままもうすぐ社会に送り出す・・・その責任は自分にあると陽子は思っていた。

「わからない?」陽子は優しく生徒に聞いた。
「・・・はい」生徒は下を向いて返事をした。
「大丈夫よ。よし!皆でゆっくり考えてみようか?」陽子は笑顔で生徒達に言った。

職員室に戻る陽子は、恵子から来た手紙を思い出していた。
『大丈夫。働いていたって勉強はできる。』
陽子が書いた返事は、陽子が夏子の生徒だった頃、夏子が親友の田中ユキに言った言葉だった。
「どうかした?」隣に座っていた夏子は陽子に尋ねた。
「ふふ、夏子先生はすごい先生ですよね~」陽子が言うと
「え?なんで?」と夏子は不思議がったが陽子は
「内緒です」と教えなかった。そんなやりとりを書類を書いていた萩原校長はちらりと二人をみるのだった。

― 丸山家で夕食を食べているときも陽子は浮かない表情。和成は陽子を心配そうに見ている。すると徳子が陽子に
「陽子、あんた大丈夫?熱でもあんの?」手を陽子の額に当てた。
「ありません」
「この子、知恵熱みたいなの出しちゃうからねー」と徳子は以前陽子が熱を出した事を思い出して言った。
「子供みたいに言わないでください。ちょっと頭の中がごちゃごちゃして・・・」と陽子は弁解したが
「それを知恵熱っていうんだよ」と突っ込みを入れられてしまうのだった。
「お嫁にくるまえにもあったの?」徳子が意地悪そうに尋ねた。
「・・・ありません」と答えたが「その顔はあった!」と徳子と道夫は盛り上がるのだった。

― 徳子と道夫は、二人でお茶を飲みながら陽子の事を話していた。
「・・・陽子ちゃん、なんかあったね」
「夫婦で解決するだで・・・してももらなきゃね」

― 陽子も和成とお茶を飲んでいた。
「なぁ。話してくれてもいいんじゃね?何を悩んでいるんだ?」と
和成は真剣な顔で飲んでいた湯のみを置いて言った。
「そろそろ言ってくれないと怒るよ?」
「嫌です」陽子は即答した。
「俺に関係ない事かい?」
「あります」
「俺に話したくない?」
「話したいです」そういうと陽子は和成に話し始めた。

― その頃、徳子は陽子と和成のいる上の階を見て言った。
「和成はね・・・うちの男はね、優しいのは良いんだけどね・・・お父ちゃんと同じで 
・・・で陽子はどうしたいんだい?俺はそれを応援するよ』」徳子は和成の真似をして続けた。
「・・・本当に悩んでいるときはそれじゃ駄目なんだよね」
「そうかいね?」道夫は驚いて尋ねた。
「そ・う・な・んです!」徳子は、わざと敬語で念を押すように言った。

― 陽子から事情を聞いた和成は
「・・・そいつは、随分、重いものをらいものを背負わされちゃったんだね・・・
陽子はさ、どうしたい?俺はそれを応援するよ
和成は徳子が予想したとおりの台詞を言う。
陽子は、そんな和成をみて困惑してしまうのだった。


【おひさま 第106話(8月6日放送) 感想・レビュー】

和成君、面白すぎです(笑)
不覚にも声に出して爆笑してしまいましたよ。

今日はかつての教え子から手紙を貰ってましたね。
えーと、働いているって書いてありましたが、まだ15歳くらいなんじゃないでしょうか。この子は、例のケイスケ君と結婚するんですよね?

萩原校長、前回、ものすごく喋ったからか、今回は台詞全く無しでした。不気味ですね。