NHK朝ドラマ おひさま 118話あらすじ&感想

【おひさま 第118話(8月18日放送) あらすじ】

― 前回の続きから。
「どうかされましたか?」陽子は自分を見る女性客(安藤サクラ)に声をかけた。
「いえ!」女性客は慌てて目を逸らした。
「どうぞごゆっくり」陽子はそういうと日向子を抱いて店の奥へ行ことすると「あ、かわいいね!」日向子を女性客が嬉しそうに見た。
「ありがとうございます」陽子は礼を言った。その時、和成が仕事から帰ってきた。
女性客は今度は品定めをするように和成をみた。

「おいでなさんし」和成は挨拶するとテーブルまで行き小声で言った。
「失礼な事を聞いてもいいかい?…味はどうかいね?」
「あ、とってもうんまい」いきなりの質問で驚いたが素直な意見を述べた。
「日向子〜うんまいって」和成は嬉しそうに日向子に報告をした。
その様子を女性客は、ほほえましいといった感じで笑顔で見ていた。

「どうだい?母さん。こんにゃく蕎麦」和成は徳子に売れ行きを聞いた。
「なかなかのもんだいね。お父ちゃん喜んでたよ〜」徳子は嬉しそうに和成に言った。
女性客が勢いよく立ち上がったので「お勘定ですか?」と陽子が質問した。
「あの…あの、私、私…私…私、お嫁に行きます!!」女性客が突然、大きな声で言ったので、丸庵にいた人々の動きが止まってしまう。

「……それは…それは、おめでとうございます」
「ありがとうございます」礼を言ったが伝わってないと思い慌てて補足した。
「えっと…あの…宮本…タケオさんのお嫁さんになります!」申訳なさそうな声で言った。
「ええー!!」
「ミツと言います。よろしくお願いします」
「えー!あれまー!!!」徳子も驚いて声を上げてしまうのだった。

― 安曇野の須藤家では、嫁を貰う事になったタケオを囲んで、宮本夫妻、良一、茂樹が酒を酌み交わしていた。タケオは終始デレデレしっぱなし。
「本当におめでとうタケオくん」良一はタケオに酒を注ぎながら言った。横を見ると茂樹がポカーンとタケオを見ている。
「…茂樹、口が開いてるぞ」良一は注意した。
「で、お相手はどんな人だ?」
「いやいやいや!!」タケオは、デレデレしながら手を振った。
「かわいくていい子なんだよ。これがアサヒ村から来てくれるんだけどね…いい子なんだよ!な!?」タケオの母、ハルが褒めた。横にいた父、次郎も同意した。
「アハハハ」タケオはテレ笑いが止まらなくなってしまった。

陽子の部屋に招かれたミツは、もの珍しそうに陽子の部屋を見ましていた。
「はいどうぞ」陽子が部屋にやってきてお茶をミツに出した。
「すんません。ありがごうございます」ミツは丁寧に礼を言った。
「最初から言って下さればよかったのに」
「顔だけ見て帰ろうと思っただよ。そう思って来ただ…でも何だか話してみたくなって…タケオさんから陽子さんの話聞いただね」
そういってミツはタケオから陽子の話を聞いた事を説明し始めた。

― 安曇野の田舎道、タケオとミツは立ち話をしている。
「陽子さんかいね?」ミツは眉をひそめてタケオに質問した。
「うん、俺はおめえと夫婦になる。夫婦になるってことはずっと一緒に暮らすことだ。
じいちゃんとばあちゃんになるまで一緒にいるってことだ。そうだいね?
だで、うそや隠し事はしたくねー。正直に言うよ。聞いてくれや」
タケオは嬉しそうに話を続けた。
「でさ、俺はさっき話した陽子をさ、ずっとガキの頃からあいつが安曇野にこしてきたこきからずっと好きだった。今でもずっと好きだ。でもおめえと結婚する。だでおめえのことが一番好きになるようにがんばるよ。がんばって一番好きになるよ!」
「…そんなに綺麗な人かいね?」
「うん、無茶苦茶、綺麗だ」タケオは即答した。
“バシーン!!!”ミツは、思いっきりタケオの頬を平手打ちした。
「よろしく頼むだじ!」
「…おう、よろしく頼むだじ」タケオは、平手打ちされた頬を押さえながら応えた。

「という訳だいね。だでおめえさんの事見てやろうと思っておめえさんとだんなさんと家族の見て幸せそうだなって思って、そしたらなんかどうでもよくなっちまった…でも負けねーよ私。私の方がもっと幸せになってみせるだい!」ミツは自信満々に言った。
「私だって負けません!私だってもっと幸せになるつもりだから!」陽子も嬉しそうに応戦した。
「はい」その答えに満足したようにミツは大きくうなずいた。
「おめでとうございます。…すぐ近くに父と兄がいるのでどうかお願いします」
「はい!任せてくれや!」

「あ…今日の事は…タケオさんには…」ミツが言いづらそうにしていたので
「内緒」と陽子が察して言葉にした。
「私からも一つお願いが…お友達になれたら嬉しい」
「本当に!?勿論だよ!」ミツは笑顔で言った。
「本当に嬉しい!でも負けませんよ?…幸せになりましょ皆で」

― 「ね?タケオ君?」現代の陽子(若尾文子)は横でちょこんと座っていたタケオに確認した。武雄は、いや~と頭をかいた。
「今も仲良しなのよ。みっちゃんとは」陽子は房子に説明した。
「じゃ、お元気なんですね?」房子は楽しそうにミツについて質問してみると
「お元気なんてもんじゃねーありゃ!」とんでもないという顔をタケオはした。
「そうよね、元気よね」
「じゃあ、タケオさんはお幸せなんですね?」房子がタケオに質問する。
「いやいや…」タケオはかぶりをふったが隣に座っていた陽子が説明をしはじめた。
「子供が6人、孫が8人、ひ孫が2人…」
「タケオ一族じゃないですか!?へぇ〜なんか素敵。タケオさんは陽子さんのことは?」「…陽子はおれにとってはあれだから…なんというのかな〜アイドル。あははは」
「ありがとうございます」

「あら、楽しそうですね」と一人の女性が入ってきた。
「京子ちゃん、ここにお座りになさい」陽子が優しく促した。
「あの京子ちゃんですよね?縁故疎開の?」房子が思い出す。
「懐かしい言葉だな。先生、どこまでいったんですか?」
「タケオ君がけっこんしたところまで」
「じゃあ、私はまだ安曇野に戻って来てませんね。はしょらないでくださいよ」

― 仕事中、オフィスのソファに寝かされていた日向子が泣き出してしまう。竹内は、うんざりだといわんばかりの表情を浮かべ「勘弁してくれねーかな!」と陽子に言った。
陽子は、竹内と田所に謝り、あやすためオフィスの外へ。日向子が落ち着いたので、また日向子をソファに寝かせた。するとまたすぐに日向子が泣き出してしまう。竹内は大きくため息をつき部屋を出て行こうとする。横に座っていた田所は勢いよく立ち上がり、怒った口調で言った。
「いい加減にしてもらえませんか!?」
陽子は、この時、仕事を辞めなきゃいけないと思うのだった。


【おひさま 第118話(8月18日放送) 感想・レビュー】

タケオ君がどや顔で『陽子は無茶苦茶、綺麗』って言うシーン、平手打ちからの「宜しく頼むだじ」。かなり笑えました。タケオの銀歯が気になって仕方ないです。
さて、ミツさんとタケオはめでたく結婚した?のですが、この二人は、ストーカー気質なんでしょうね。考えてみればタケオも和成に会いに来るときに店の中を外からジロジロみてましたよね?
和成と陽子の夫婦、タケオとミツ、徳子と道夫、村上堂夫妻、宮本夫妻…なんかそれぞれに個性ある夫婦ですね。