NHK朝ドラマ おひさま 99話あらすじ&感想

【おひさま 第99話(7月27日放送) あらすじ】

― 現代
「…赤ちゃんか〜懐かしいな〜」房子(斉藤由貴)は日向子の話を聞き自分の出産を懐かしむ。
「お二人だったよね?房子ちゃんは?」陽子(若尾文子)は尋ねた。
房子は娘と息子が産まれた当時、夫が仕事に忙しく、近所づきあいもあまり無い中でほぼ一人で出産をした話を陽子に聞かせた。
「偉いわねー房子ちゃん輪」陽子は房子の褒めた。

「日向子はね…何人もお母さんがいて、何人もおばあさんがいるって感じだった。助けてもらわなかったらとてもやっていけなかったわ…」陽子は思い返していた。

― 昭和22年
冬休みが終わり陽子は仕事に復帰する事になった。
陽子は、日向子を徳子にお願いしますといって出勤の準備をした。
徳子は「日向子はおばあさんと一緒にいようね~」と嬉しそうに日向子を抱っこした。
「お!嫁姑の戦いだね?」厨房から道夫が笑いながら出てきた。
「孫が産まれると姑は怖いからね~」徳子は睨むそぶりをした。
「じゃ、お願いします。日向子行って来るねー」と遅刻しそうな時間になったので陽子は出勤した。

― 職員室に着くと新・校長に挨拶する陽子。
「校長先生、長い間、お休みをを頂き、ありがとうございました。また本日から宜しくお願いします」
「まずは、おめでとうございます。」校長は薄ら笑みをこぼして言った。
「あ、本日から昼に…」
「聞いております。そこまで無理なされなくても・・・ご苦労様です」

職員室を後にし、自分のクラスに向かう陽子のお尻を後ろから来た夏子先生が叩いた。
「痛っ!夏子先生~」
「妊娠中は少し遠慮していたから(笑)…それより、どうするの?あれくらいの事で不安になって…」と心配した。
「・・・久しぶりだとなんか緊張します」
「…みんな忘れていたりして。陽子先生の事」
「意地悪ですね!」と言い返すと夏子に再び陽子のお尻を叩かれそうになったが陽子は避けた。

教室に入ると「起立!礼!…おはようございます!!」と生徒が挨拶した。
生徒達に緊張した顔が見え、陽子も緊張してしまう。

すると…「3、4-!陽子先生!!お帰りなさい!!!」と生徒達が笑顔で声を揃えて祝福してくれた。
「・・・ありがとう!ただいま!」陽子は生徒達のサプライズに涙を浮かべ
『戻って来てよかった…やっぱり学校はいいなぁ。教室は好きだなー』と思っていた。

― 昼休み、お弁当を食べながら一人の女子生徒が
「日向子か・・・日向子っていい名前だよね?」と隣の女子生徒に声をかけた。
「ま、テル子とはちーとばかり違うな!」と陽子の親友で筒井育子の弟の筒井一郎が笑った。
「テル子の何が悪いの!?一郎だってそこらじゅうにいっぱいいるし(笑)」
「俺は長男なんだから当たり前なんだよ!」生徒達は盛り上がり日向子の話を続けるのだった。

一方、陽子は、宿直室の前に立っていた。
「遅くなってゴメン!」日向子をオブって半纏を来た和成がやってきた。
陽子は背中の日向子を抱きかかえ「お腹すいたね?ごめんね」と宿直室に連れて行き、母乳を与えるのだった。
和成は宿直室の前で授乳が終わるのを待っていると(見張り?)夏子先生が和成に気がつき、挨拶をしてきた。
「あ、ども丸山と申します!いつも家内がお世話になっております…」
「高橋です、ご苦労様です」と夏子は好印象の和成にニッコリ微笑む。
そこへ新校長先生も通り過ぎた。

「校長先生!丸山先生のこちら丸山先生の旦那様です」と夏子は校長を呼びとめ紹介した。
「いつも・・・」
「ご苦労様です」と校長は和成の挨拶が始まる前に軽く会釈をしてまたどこかへ行ってしまうのだった。
そのやり取りを宿直室の中で陽子は申し訳なさそうに聞いていた。

「陽子ちゃん!みせてもらってもいい?」夏子が宿直室に入ってきた。
「日向子です」と陽子は授乳を終えたばかりの日向子を夏子に紹介する。
「もういいかいね?」和成は日向子を連れて帰ろうとするが
「ゲップしてからじゃないと・・・」と陽子はゲップをださせようと日向子を抱っこする。
ゲップの確認後、陽子は「お願いします」と和成に日向子を預けた。

― 丸庵では徳子と節子が話をしていた。
「和ちゃん、昼休みに安曇野まで行ってんの?」
「朝1時間早く出社する代わりに、昼休み一時間伸ばしてもらってね・・・ま、和成が言い出した事なんだけどね」と徳子は説明した。

すると「ただいま~」と安曇野から和成が日向子をオブって帰ってきた。
徳子は「あなたねー大丈夫?」と心配するが和成に与えられている昼休みはギリギリらしく、和成は日向子を預けて再び、工場へ働きに出て行った。

毎日、和成が昼休みに安曇野に授乳のため、日向子をおぶってくる和成を見て陽子は和成に“負担をかけているのがやりきれなくてね…でもほかにどうしようもなかった”と振り返る。

そんな日々が続き・・・ある夜、陽子は日向子を寝かしつけていた。
「寝たかい?」風呂上りの和成が部屋に入ってきた。
「あの・・・和さん、やっぱり無理だと思うんです・・・和さんにお願いするの。あたし・・・」
陽子は難しい顔で和成に伝えようとした。
「・・・なんで?」和成は小さい声で尋ねた。
「だって・・・」
「俺なら大丈夫だよ・・・なんで?他に方法がねーだろ?」

「それはまた別の問題です」
「どういう意味?」

「嫌なんです。・・・カズさんにあんな思いをさせていのは・・・」
「・・・あんなって?」和成は少し考えて尋ねた。

「だって・・・毎日毎日、日向子おぶって汽車に乗って・・・そんな姿を思うとと申し訳なくて・・・妻として、旦那様にそんな思いをさせるのはやっぱり・・・カズさんにそんな思いをさせたくないんです!」

「ふざけるな・・・」 和成は小さい声でつぶやくように言った。

「え?」陽子は聞き返した。

「ふざけるな!」

和成は怒鳴った。


【おひさま 第99話(7月27日放送) 感想・レビュー】

今日でおひさまも99話です。・・・明日で100話です(当たり前ですが)
99話がケンカの始まりってのもあれですが、陽子先生、大変ですね。
学校休んだらいいのにって思いますが、昔はそういう産休みたいな考えって無かったんでしょうかね。

にしても新校長先生、嫌な性格が出てました。
前に赴任していた校長もどうかと思うところがありましたが・・・先日、テレビで観たダンブルドア校長(ハリー・ポッター)を見習って欲しいものです。
夫婦になるというタイトルですが、今日と明日は夫婦ケンカなのかもしれません。