NHK朝ドラマ おひさま 97話あらすじ&感想

【おひさま 第97話(7月25日放送) あらすじ】

―前回の続きから
「…大丈夫か陽子!?生まれる!?」陽子が苦しんでいる姿を見て慌てる和成だったが
「ふふ…たぶん。違っていたらすみませんね」と陽子は若干、余裕があった。
「バカ!そんなことで謝るな…そんじゃ、サキさん(助産院の産婆)の所まで行こう!

「あ、出かけるのかい?」丸庵から和成と陽子が出てきたのをみて、店の前で立ち話をしていた岩本安子(吉村実子)宮澤節子が尋ねた。
陽子は軽く会釈をして「…ちょっと産んできます。」と答えた。
「はい行っておいでー気をつけてねー」と節子達は気にも留めずに立ち話に戻った。

和成は「なんで一緒に行って下さいって言わなかった?」と陽子に言うが「だって…」と笑うだけだった。
陽子の気持ちを察し、和成も微笑んだ。

櫻井院に着くと「あらー和成君、元気だった?お母さんはどうした?」と陽子のお腹の状態をみて尋ねてきた。
「…たまたま、出かけてまして」「そうかいね。いいね、陽子ちゃん、旦那について来てもらってさ〜さ、いこうか?」とサキはベテランらしく余裕を見せ陽子を奥に連れて行った。

「陽子!!」和成は陽子に声をかけると「いってまいります」陽子は辛そうに答えた。
「行っておいで。待ってるから!」
陽子達は奥の部屋に行ってしまい中からは「さあ、一世一代の大勝負だ!」というサキの声が聞こえるのだった。

―丸庵の前で立ち話をしていた節子と安子。
節子は思い出したように「…陽子ちゃん、どこへ行くって?」と尋ねると
「ちょっと先まで…?」「…産んできますとかなんとか言ってなかったっけ?」
「そんなこと、言うわけないべさーハハハ」と再び立ち話に戻るのだった。

―須藤家では陽子の親友、育子が父の良一、兄、茂樹にカレーライスを振舞っていた。
「…うんまいですか?」と育子は二人の感想を求めた。
「うまいよ」良一は笑顔で答えたが、茂樹は一心不乱でカレーをかっ込んでいた。
「…美味いみたいだね」と良一は育子に説明した。
「陽子みたいに料理うまくないけど…」と育子は遠慮すると
「あの子は小さい頃からやってくれていたからね」良一が答える。

「どうしてますかね?陽子…」   「うん…」
「もうそろそろ産まれるんですよね?」   「うん…」
と良一は、どうやらよほど心配らしく、なかなか言葉が出てこなかった。

「…陽子がお母さんかぁ…なんか陽子は女の人として着実に進んでいる感じがします。それに比べて私は…負けたくないなー」と育子は上を見た。
「負けたくない?」ようやく茂樹が口をひらくと
「ええ、大好きだから。だから負けたたくない。何が勝ちか分からないけど…」育子は笑顔で答えた。

「…そうだね。それはわからない。いろんな生き方があって勝ち負けではないかもしれない。ただ負けたくないという気持ちは尊いんじゃないかな?そういう友情はとても素晴しいと思うよ」良一は育子の気持ちを褒めるのだった。
「はい!ありがとうござます。がんばりましょうね。お兄様も」
「お、おうよ!」
「年上なんだから?・・・年上でしたよね?」
「当たり前だ!」育子は再び茂樹をからかった。

―丸庵に徳子、道夫、祖母の富士子が松本観光から帰宅した。
「お帰り~いかがでしたか?松本は?」と立ち話していた二人が尋ねて来た。
「素晴らかったです」「案内任がええで」と3人は楽しかったと報告する。
徳子は「陽子はどう?」と尋ねたがどこかへ出かけたよと節子は答えた。

徳子が店に入ると一切れのメモがテーブルにおいてあった。
メモには『母になってきます ー陽子』と書かれてあり、「あれまー!」と声にして驚いた。

―櫻井院についた3人。
「和成!落ち着くんだよ!!ほれ、座ろう!ほれ!座って!!」と徳子は落ち着かない。和成は相変わらず歯を食いしばり祈っていると
「お母さん!怖いよ!!お母さん!!!」と陽子の声が聞こえてきた。
4人は顔を見合わせたが「私じゃないよ!紘子さんを呼んでいるんだよ!」と徳子はかぶりをふった。

「はい。おめでとさん」とサキが言うとオギャーオギャーと赤ん坊の泣き声が。
「産まれた!産まれた!!和成!産まれたよ!!」と徳子は泣いてしまう。道夫、和成も目に涙をため、富士子も持っていたハンカチで涙を拭った。

―須藤家では「お父さん!みてください」と電報を受け取った茂樹が慌てて良一に報告しにきた。電報を読み上げる良一。
『陽子さん、無事女の子と出産』
3人は喜び、育子は「真知子にしらせーねと!私は帰ります!おめでとうございます!」と一礼して帰って行った。

良一は仏壇に電報を供え「…紘子、陽子が陽子が女の子を産んだんだよ…あの陽子がだ」と報告した。

―櫻井院で赤ちゃんが寝ている陽子の横に運ばれてきた。
サキは「元気な女の子やさかい、おめでとさん」と祝福した。
「あれまー!」小さい赤ん坊を全員で笑顔で覗き込むのだった。
この赤ん坊は、日向(ひなたの子)で日向子と名づけられた。


【おひさま 第97話(7月25日放送) 感想・レビュー】

…女の子でしたね。丸庵の跡継ぎができると思っていたのですが…。

それにしても赤ちゃん、本当に小さかったですね…。
昔は出産シーンがあっても、相当大きい赤ちゃんが出ていたのですが。あれはアルバイト?

さて、茂樹と育子がなんだかいい感じになっていましたが…茂兄ちゃん、カレーライス食べる姿・・・・取り付かれたようにかっ込んでますちょっと怖いです(笑)。

それに節子さんと安子さんのコンビ…立ち話長すぎです。
「~さんの旦那さん、また出て行っちゃったみたい」
「3度目よ~?」みたいな内容でしたが…昼から夕方までずっと立ち話していたみたいですね(笑)