NHK朝ドラマ おひさま 96話あらすじ&感想

【おひさま 第96話(7月23日放送) あらすじ】

―昭和21年11月

和成は働いている工場へ出勤しようと家を出た。
「いいよ見送らなくて…」和成は見送ろうとする陽子に言ったが
「いいえ、好きなんです…お見送りするの。ずっとできなかったから」

陽子の一段と大きくなったお腹をみて和成は
「茂樹さん…なんて例えるかな?」
「関取みたいだな!ワハハハ!…なんていうんじゃないですか?」と陽子は兄の言いそうな事を真似してみせた。
和成は「なるほど」と納得してしまったので「なるほどって…ひどいわね」と陽子はむくれた。

そんな中、丸庵では、道夫、徳子、富士子は出かける支度をしていた。
徳子は「陽子、本当に一人で大丈夫なの?」と陽子の事を気遣った
「はい。まだまだですし…お婆様がせっかく松本にいるんですし、まだどこにもいってないんですもの」
祖母のために松本周辺を徳子、道夫が観光案内するようだ。
「夕方には帰ってくるからね…階段、あがるんじゃないよ?」と言い残し三人は店を後にした。


―その頃、安曇野の須藤家では茂樹が
「…よくこんなことが理解出来るよな…兄貴は…何語だ?ドイツ語?」と医者を目指していた頃の春樹の本と格闘していた。
父、良一は居間で一人で新聞を読んでいた。
すると「こんにちわ」陽子の親友の筒井育子が訪ねてきた。

「やあ!茂樹君!」育子は元気イッパイに挨拶をした。
「茂樹さん!だろ?年上だ!」茂樹は訂正するが
「そうだった!そうだった!茂樹君は年上で弟じゃなかった!(笑)」と笑う育子。

「何の用だ?」と育子の訪問を歓迎しない茂樹が尋ねた。
「陽子から頼まれたの、時々様子を見に来てって。だから様子を見に来たの。お・兄・様。」とからかうように育子は答えた。
茂樹は「あ、そう!!」と家の中に入っていった。

育子は良一に「豚肉が手に入ったのでライスカレーを作りに来ましたぁ」とカバンを見せると「えー!?本当にぃ!!?」と奥に行った茂樹が笑顔を浮かべながらダッシュで玄関に戻ってきた。
「アハハハ!子供だー。よかったね~」育子は茂樹の反応を楽しむのだった。


―丸庵で陽子がお腹をなでていると和成が帰ってきた。
「カズさん!お仕事は?」
「うん、はやびきした。最近母さん達にさ、陽子取られみたいでつまんなかったからね…」
そして陽子のお腹を心配そうにみつめ「どう?」と尋ねた。
「今、ちょっと痛みがあったんですけどおさまりました。」陽子は答えた。
「静かだね…この家がこんなに静かなんて滅多にないね…」と静まり返った丸山家を見渡す和成。
「みんながいて嬉しいです。がんばらないと!たくさんの人がこの子が生まれるのを楽しみに待ってくれてますから…どうしました?」
陽子は和成が難しい顔をしている事に気がついた。
「今から、それはやめよう…わすれよう。もちろん、それはありがたいことだけど。陽子は自分のために産む。その子は君の子だ。君と俺の子だ。感謝はしても背負うのは辞めよう。自分の事だけ考えて。みんなの為なんて考えなくていい」

と和成は陽子の重圧を取り除いた。
「はい、ありがとうございます。ちょっと…あたし、責任重大だな〜って思ってました」と告白する陽子。
「…だと思った」と和成は微笑む。

「あ、そうだ名前の事なんだけどさ…考えがあるんだ。聞いてくれるかい?」と言いながら陽子の肩にストールをかけた。
「名前は陽子がつけてくれるかい?…そうしてほしいんだ。陽子のお母さんが陽子って名前をつけたみたいに。」
「…でも、丸山家のはじめての子ですし…」と遠慮する陽子に
「それは俺から話しておく」と和成は力強く答えた。

そして改めて陽子の大きくなったお腹をみて「…やっぱりこわい?」と尋ねた。
「…はい。…やっぱり…怖いです」と陽子はすまなそうにこたえる。
「大丈夫、陽子はきっと丈夫な湖を産んでくれる!そう思うよ。」
「よかった…でもそれは安産型だからって意味じゃないでしょうか?」
「…ん?」
「違うんですか?あっ!笑ってごまかした!」

すると「イタタタタタ…」と陽子がお腹を押さえて痛がった。
「どうした陽子?」
「…カズさん。イタタタタ……」


【おひさま 第96話(7月23日放送) 感想・レビュー】

ビンゴっす!
なんか育子と茂樹が良い感じです!
食べ物がない時代に豚肉って育子の家も凄いですね。

昨日、録画していた育子役の満島ひかりさん、茂樹役の永山絢斗の兄、瑛太くんのドラマ『それでも、生きてゆく』を観たんですが、満島ひかりさんの役どころが180度くらい違うのでビックリです。本当に演技が上手です。

さて、どうやら皆がいない中での出産となりそうですね。
それとも松本観光から間に合うのかしら?
来週はいよいよ出産です。なぜかタケオ君もでてきてましたね。

そして、育子と茂樹が!!!

もし、春樹が生きていたら…白紙同盟は白紙姉妹になっていたかもしれませんね。