NHK朝ドラマ おひさま 94話あらすじ&感想

【おひさま 第94話(7月21日放送) あらすじ】

真知子は、「判ったわ、私、お話しするわね。」と前置きをして「あの…私、私ね、求婚されてしまったの・・・」と打ち明け「でもお断りしたの」と付け加えた。

「今は恋愛する事はできませんって。報告する事ではないかもしれないけど、言わないと秘密みたいになるのは嫌だなって・・・あ、別に自慢しているとかじゃないからね」と説明した。

話終えた真知子に陽子は「え?誰に?」と素朴な質問をした。
真知子は「それ重要?もうお断りした人だから・・・職場の同僚よ」
「・・・どういう人?」
「そうね・・・その人ね、斜めの前の人で・・・」と話始めるとなんだか素敵な人のように聞こえたと陽子は感じた。そして真知子の話がとても長かったと振り返るのだった。

求婚してきた人について一通り話し終えた真知子に陽子は「いい人みたいね」と感想を述べる。
すると真知子は「悪い人なんて言ってないわ」と応えた。
陽子は「真知子さん・・・私はその人のことを知らないけど、もし結婚とかするわけではなくても、いつか誰かと恋をしてくれたら嬉しいわ。その人じゃなくても・・・恋をしてほしいって思う。」と真知子に優しく言った。
真知子は「ありがとう。もちろん、いつかはね。今は恋なんてしたくないって思ったの。でもこういう話を3人でしたいって思ったの。」と楽しそうに話した。

育子は「真知子!面白すぎる~!順番は逆にすればよかったぁ。分が悪いし勝負にならないし。今日は止めておこっかな~!」と言い出した。
しかし真知子は「東京の事?お父様にまた止められた?」と質問すると
「その通り〜、油断していたのよ〜昨日、お父ちゃんが縁談を持って来た。諦めてココにいると思ってるの~勿論、縁談は断ったよ。」と説明した。

「どんな人?」
「えっとぉ・・・それじゃ話すわねぇ・・・」と育子。
「私の真似?」真知子は自分の話し方を真似されている事に気づき突っ込んだ。

「どんな人かあったこともないし知らない」と育子は説明し
「行くよ・・・東京。就職先とか探してる」と再び東京へ行く事を宣言した。
そして陽子の子供に会うまでは安曇野にいると告げた。

丸庵の“のれん”を片付け、和成は店に入ると母の徳子、陽子の祖母である富士子、真知子、育子、そして陽子…5人の女性が楽しく料理を作っているのだった。
輪に入れないで困惑する和成に「どうした和成?」と徳子が声をかけた。
和成は「いや、どうもしねえよ…父さん、また遅いのかなぁ」と誤魔化したが「かわいそうにねぁ~男一人で」と徳子には見抜かれてしまう。育子達も「ごめんなさい」と和成に謝る。

すると「こんにちわ」と陽子の兄、茂樹が丸庵に入ってきた。
和成は「茂樹さん!」と思わぬ助っ人の登場を喜んだ。

徳子は茂樹に「はじめまして、和成の母です。」と挨拶をした。
茂樹もやや緊張の面持ちで「陽子の兄の茂樹です。
いつも陽子がお世話になっております。」と頭を下げると
「茂兄ちゃん、ちゃんと大人の挨拶できるのねぇ~」と陽子がからかう。
「何言ってんだ。お前より年上だろ」
「そうでしたね」

徳子は「私以外に茂樹さんと初対面の人手を挙げて!」と呼びかけた。
すると育子が手をあげ茂樹に挨拶をし、「私もいろいろ陽子から話をきいています」と付け加えた。
茂樹は不満そうに「どうせ食べてばかりとかでしょ?」と質問すると
育子はそうですと楽しそうに答えた。
そして「陽子の言う通り、なんか陽子の弟みたい!」と面白くなさそうに陽子を見ている茂樹に言った。
茂樹は「ふーん、なるほどね・・・」といつも自分の事をどう言っているかを知り陽子を睨む。

そんな中、徳子は「和成、なにあんたニコニコしてんの?」と質問する。
和成は「なんか嬉しくてね…茂樹さん!よく来てくれました。」と茂樹の手を握る。

「エヘン!!!」と富士子が咳払いをした。
茂樹は「ご無沙汰しております。茂樹です。」と挨拶をした。
「お元気そうね…よくご無事で帰ってきてくれましたね、ご苦労様でした…お父様もお元気?」と姿を見せない良一のことを気遣った。
「はい。自分が行くとおばあさまが楽しめいないだろうと、それで私だけご挨拶に来ました。」
「お父様らしいわね…」と富士子は笑った。

「宮本さんという方の畑仕事を手伝っておりまして…」と背負ってきた籠からごぼうを出した。
「見事なお野菜。これで何人分くらいのお客様のお料理ができますかね?」
「?」祖母が縁のなさそうな事を言っていることに戸惑う茂樹だった。

茂樹は「腹、出てるなぁ~」と改めて陽子のお腹をみて言った。
「腹出てるとか言わないで!お腹って言ってよ。」
「たぬきの置物みたいだな」と茂樹はさっきの借りをかえすかのように楽しそうにからかった。

そんな二人のやりとりみて笑っていた和成に徳子が「そこで笑っちゃ駄目だわ…」と突っ込みを入れた。
「陽子、怒るの無理ないわ。」と育子が油を注いだ。
和成は申し訳なさそうに「…陽子、ごめん。」と謝るも「いえ、どうせ私はたぬきの置物ですから」と奥に行ってしまう。「茂樹さん、なにかいってくださいよ~」と茂樹に頼むが「え?なにを?」と茂樹は聞き返すのだった。


【おひさま 第94話(7月21日放送) 感想・レビュー】

冒頭の真知子と陽子の掛け合いが凄く楽しかったですね。
後半の茂樹と陽子も面白かったですが…真知子の「それ重要?」ってところがなんかツボでした。
普通の人の感覚から少し外れてますけど、みたいな感じで素敵です(笑)

タイトル「女たちの時間」がピッタリの回でした。和成もそりゃー端っこにいるわな。
一人っ子の和成からすれば、よほど茂樹が頼もしかったんでしょうね。

「え?なにを?」って和成に聞き返すとは茂樹も真知子さん同様、ちょっと普通の人と感覚が違う人だったのかもしれませんね。