NHK朝ドラマ おひさま 92話あらすじ&感想

【おひさま 第91話(7月19日放送) あらすじ】

陽子の一緒に住みたいという申し出に陽子の祖母、桐野富士子(渡辺美佐子)は「ありがとう…ありがとう。」と礼を言った。陽子は「そんじゃあ?」と聞き返すと“お世話になります”と富士子は頭を下げた。
その言葉に徳子と陽子は喜んだ。

「でもね、私大丈夫でしょうか?わがままというか…」と告白する富士子だったが徳子は「わかっています」と言った。徳子はハッとしたが、陽子と富士子は大笑いするのだった。

その時、陽子が「動いた!動いた!」とお腹に手をあてる。
富士子と徳子も陽子のお腹に手をやり「うごいた うごいている!」と喜んだ。
徳子は「なんか得した気持ちだわ 和成ざまあみろ!」と二階で運転手の神蔵と一緒に布団の片付けをしていた和成に言い放った。

―その夜遅く、道夫は家に帰って来た。
灯りがない中、靴を脱ごうと腰をかけた時、突然、くせ者!と富士子に蹴飛ばされ、箒で追い払われてしまう。
道夫はあわてて家の外に逃げ「俺んちだよな?」と丸庵を眺めた。
富士子は徳子と陽子に「怪しい者が…」と事情を説明するも徳子は可笑しそうに「主人ですの」と答えた。

―翌朝「なんだか嫌で外へも出ませんでした」と“もんぺ”を富士子は見ていたが、試着してみると
「よくできてるわね。とても楽ですわ。」と上機嫌になった。
徳子は「よくお似合いですよ」と富士子を褒めた。

すると「でしょ?似合ってしまいそうで嫌だったんですよ。ではお借りします」と可愛いポーズをするほどに気に入ったようだ。
富士子は朝食を作らせてほしいと願い出た。
そして作っている間、台所を覗かないで欲しいと昔話「鶴の恩返し」のようなことを言い出した。

陽子、和成、徳子3人は、テーブルから心配そうに台所の様子を伺っていたが、神蔵と富士子が作業している以外は見えなかった。節子もやってきて台所の富士子に睨まれたといい、事情を節子は「だんなはどうしたの?」と最近、目にしなくなった道夫の事を聞いた。

徳子は「張り切ってでかけていった。そばをうたないと終わった気がしないんだって」と説明したが節子は「そっかな、もしかして他に女がいるんじゃない?」と浮気を疑った。
徳子は「いないいない(笑)こんなに綺麗で楽しい女房がいて…そうだろう和成?」と笑った。

和成は迷惑そうに「息子に同意をもとめるなよ…」と答えた。
陽子は「お母様の言う通りです。」と徳子に同意した。
節子も“浮気はないね”と結論に達し、3人は言い出したのは節子だと盛り上がる。

時計を気にしている和成に陽子は謝り、台所を見に行こうとする。
徳子は「やめておきな。ツルが逃げちまうよ。……来た!ツル!」

富士子と神蔵は「おまたせしました」と料理をお盆で運んできた。
オムレツ、玉ねぎとコンビーフの炒め物、人参のソテー、ジャガイモと豪華に盛られた皿に驚き声を失う。
富士子は「どうかなさいました?」と質問するが4人は固まったまま。
みかねた陽子は「…おばあさまの大好きだから言いますね。これ、我が家の一週間分の食料なんです」

「え?」と驚いてしまい「ごめんなさい、ごめんなさいね、私、なんということを…ごめんなさい」と富士子は何度も謝った。
「そんなぁ…お母さん、なんとかなりますよね?」と陽子は徳子にふった。
徳子も「…うん、うん、いただきましょう!」沈む富士子と神蔵をよそにみんなうんまい!とおいしそうに食べはじめた。

徳子は落ち込んでいる富士子に「おばあさまもいただきましょう。さめちまいますから」と勧めた。
富士子は一口食べると「あら美味しい!」と復活するのだった。

陽子と和成は仕事へ行くため、玄関を出た。
見送る徳子と富士子に「行って来ます!」
「いっといで」と富士子も徳子にならい、返答した。

富士子は幸せそうに陽子に手を振り、長い間見送っているのだった。


【おひさま 第92話(7月19日放送) 感想・レビュー】

今日からお婆様、神蔵コンビが住みついてしまいましたね。
子爵婦人?がどれくらいのお金持ちなのかは知りませんが、蕎麦屋で着替えも持たないで生活をし始めるとは、なかなかの事だと思います。
当然、茂樹と寺脇パパが知ったら、さぞやビックリするかと。

最後のシーンでお婆様が見送るシーンがとても素敵でした。
なんつーか、幸せを噛み締めてるみたいな。

陽子がお婆様を照らした回でした・・・今、上手いこと言いました(笑)