NHK朝ドラマ おひさま 81話あらすじ&感想

【おひさま 第81話(7月6日放送) あらすじ】

1945年12月―
夫、和成(高良健吾)は復員してから一ヶ月が経過し、電気工場に働きはじめていた。

宮澤節子(白川由美)を加え、互いを励まし笑いの耐えない朝食をとる丸山家だった。
道夫(串田和美)は勤め始めた工場について尋ねると和成は、大したことないと笑顔で答えた。
未だに蕎麦屋を再開できない道夫は、働いても買うものが売ってないとこぼすが徳子(樋口可南子)が「そのうち良くなる!そうだよね、陽子?」と笑うのだった。

―職員室では梅田校長(綾田俊樹)は教師達に模造紙を配り「これまでの資料は破棄。これに沿って授業を進めるように」と打診する。

夏子先生(伊藤歩)と教室へ向かう途中、「何を教えるべきかではなく、何を教えてはいけないのか…そればかりですね?」とため息をつく陽子。夏子も「子供達は大人を信じられなくなるわね」と同意する。

教室に入り、生徒達に配った模造紙数枚をこれから使用する教科書と説明した陽子に生徒達に不満の声が一斉に湧き上がる。
ある生徒は「うちの父ちゃん、先生の言う事なんて信じるなって言ってた!」と言った。
生徒達が陽子に不満をぶつけて教室が騒がしい中で一人、何かを考える一郎(親友、筒井育子の弟)だった。
一郎は、姉、育子に陽子先生を守るように言われていた。

騒ぎが収まらない教室に陽子は大声で説明する。
「今、日本は新しい国に生まれ変わろうとしている。だから先生達も何を勉強してもらうかを一生懸命考えているの!」
それでも騒ぎが収まらなかったが一郎が「みんな!先生の話を聞けよ!!」と大声で叫んだ。すると後ろの席の子が「なんだよ!一郎!」と飛び掛った。
二人はもみあいになり陽子は慌てて止めようとするが、二人の争いに巻き込まれるような形で転んでしまう。

「痛っ!」落ちていた鉛筆が陽子の手に刺さってしまう。
それでも陽子は痛みに耐えながら「お願いだからケンカはしないで…」と懇願する。

―宿直室で夏子先生に手当てをしてもらう陽子。
夏子は陽子にケガの原因を聞くが陽子は大したことじゃないと隠した。
「じゃあ、何で泣いているの?」と夏子は陽子に尋ねるが陽子は泣いてないと答える。
「あなたじゃなくて…」と夏子は目で入り口を指した。

陽子が入り口に目を移すとケンカしていた二人が泣いて立っていた。
二人は「ごめんなさい」と陽子に繰り返し謝った。
陽子は現代でも手に残っている鉛筆の芯を見ては当時の事を戒めとして思い出すのだった。

―放課後の教室で手を見ていた陽子の元に縁故疎開の倉田杏子(大出菜々子)がやってきた。彼女は来週、親戚のいる東京に引っ越すと言い出す。
陽子の傍にいたいという杏子は最後にお願いがあるといい、妹と一緒に丸庵にやってきた。

陽子達は、倉田姉妹と楽しい時間を過ごした。
―夜、和成と陽子の絵を描いてくれたお礼に陽子は、好きな詩である『心に太陽を持て』を書き写した紙をプレゼントする。
杏子は嬉しそうに口に出して読み出した。

心に太陽を持て。

あらしが ふこうと、ふぶきが こようと、天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、いつも、心に太陽を持て。

くちびるに歌を持て、軽く、ほがらかに。自分のつとめ、
自分のくらしに、よしや苦労が絶えなかろうと、いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、なやんでいる人には、こう、はげましてやろう。

勇気を失うな。くちびるに歌を持て。

心に太陽を持て。

杏子は、途中泣きそうになったが、読み終えた頃には涙は頬を伝っていた。
陽子は「はい。よく読めました」と優しく褒め、杏子は大好きになった陽子先生に抱きつくのだった。


【おひさま 第81話(7月6日放送) 感想・レビュー】

冒頭の5人でお食事しているシーンで「国のお偉いさんは自分達のことなんて考えてくれてない」ってセリフがあったんですが今の政府に向けたメッセージなのでしょうかね?
ドラマ『相棒』でも、よくそういったメッセージを露骨に出していましたが、個人的には大歓迎です。

さて、いきなり杏子ちゃんのお引越しが決まってしまいましたが、丸庵に泊まりたい!と申し出るあたり、かなり我慢しないで素直な子に成長しましたね。よかったよかった。

っていうか、和成は何に似ているのかは永遠の謎なのでしょうか?
特にこの辺が似ていると言った徳子の意味は!?気になりますが…ま、永遠に謎でしょう(笑)

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