NHK朝ドラマ おひさま 101話あらすじ&感想

【おひさま 第101話(7月29日放送) あらすじ】

― 学校の昼休み
陽子は夫婦喧嘩する前と違い笑顔で和成が日向子を連れて来るのを待っていた。
和成が日向子を連れて来ると二人仲良く中庭で赤ん坊をあやすのだった。
しかし、その姿を通りかかった校長は険しい顔で二人を見ていた。その校長の様子を見ていた夏子は陽子達の事を心配する。

― 陽子の兄、茂樹は難しい顔で本を縁側で読んでいた。
「よっ!茂樹!」と柵の向こうから筒井育子が大きな声で名前を呼んだ。
「呼び捨てにするな!」
「ごめんなさいね~シ・ゲ・キ・・・君!(笑)」
年上の茂樹は呼び捨てにされたことに腹をたて注意したが育子には逆効果だった。
育子は楽しそうに持っていたカバンを見せ「サツマイモのお菓子ー!!・・・いらない?なら帰る」食べ物に弱い茂樹は育子を家に招くしか選択肢はないようだ。

「うんまい?」サツマイモのお菓子を黙々と食べる茂樹の姿を育子は嬉しそうに見て聞いた。茂樹は仕方なさそうに「おう」とだけ答えた。
「なに読んでたの?え?医学書?」茂樹の制止も聞かずに脇においてある本を見た。
「兄貴のだよ・・・」
「へぇ~。お医者さんになるんだ?茂樹君」と勝手に育子は話を進めた。
「“君”じゃない“さん”だろ!・・・なれるわけないだろ!」茂樹はイライラしながら答えた。
「なんで?」育子は平然な顔で尋ねた。
「・・・なんでって・・・そんなに簡単に」
「簡単になんて言ってねーよ?でも頑張ればなれるんじゃんーの?」意外な答に茂樹は少し驚く。
「これ、なんて読むの?」育子は手にした医学書のページを開き漢字を指差した。
「そくせんしょう」茂樹が答えた。
「ちゃんと勉強しているんだぁ~シ・ゲ・キ・・・・・・さん!」と育子は“さん”を強調して言ったが「“さん”じゃじゃない“君”だ!!」と茂樹はツッコミを間違え、育子に大爆笑されてしまう。

「・・・どうすんだお前、東京へ行かないのかよ?」茂樹は育子に尋ねると
「行くよ。何で?寂しい?私が東京へ行くと」逆に質問してきたので“はあ?”と茂樹は見当違いだといわんばかりの顔をした。
「あたしは寂しいけど・・・」と育子は少し俯き加減で言ったが「・・・からかい相手がいなくなるからさ!(笑)」と育子は楽しそうに言ったので茂樹はあきれるしかなかった。

― ある日、陽子と和成は安曇野の須藤家へ行く事に。
良一は陽子に抱っこされている日向子を見て笑顔を恥ずかしそうに作って見せた。
そんな父をみて、日向子の近くへ行き「ベロベロバァ!!」と勢いよくあやしてみせた。陽子にひどい顔と笑われたが“輪郭くらいしか判らないから大げさにやらないと伝わらない”と茂樹は説明した。

陽子と和成は感心したが良一は深いため息をついていた。
「お父さんも思いっきりやってみたくださいよ、僕がやったみたいに」
「嫌だ!男が人前であんな顔ができるか!」と良一は声を荒げた。

「大丈夫ですよ。お父さん、いいじゃないですか男がしても・・・僕もやりますから」と和成は優しく良一に言いベロベロバーと日向子にしてみせた。
和成の意外な行動に陽子は苦笑、良一と茂樹はフリーズ(笑)したが和成は構わない様子で「お願いします。」と再び良一に頼む。
良一は一つ咳をして、日向子に笑顔をむけたが「・・・できるわけないだろう!」と止めてしまうのだった。

「そうだ!茂兄ちゃん、育子がよく遊びに来ているんだって?」陽子は思い出したように茂樹に行く子の事を尋ねた。
「なんとかならないのかあの性格」と茂樹は不満をぶつけた。
「面白い子だよな育子ちゃんはな」と良一は育子が気に入っている様子だ。
「・・・なんか言ってた?俺の事」と茂樹は陽子に探りをいれた。
「言ってた。“安曇野の宝だ。あんなからかい甲斐がある人はいないよ”」
「なんだよ〜それ。それだけか」茂樹はボヤいた。
お菓子を食べる様子がラクダに似てるって言ってたとも言われ茂樹はますます不機嫌になった。

何かあったの?と陽子は尋ねたが茂樹は
「ならいいんだ。よけいな事は言わないやつなんだな」と一人納得していた。
そこに宮本一家が到着した。実は茂樹が陽子達が来るという事で声をかけていたらしい。

「ベロベロベロバァー」タケオの表情に若干引く和成(笑)。
良一もタケオをみて「・・・全く。最近の男ときたら・・・どうったなってるんだ?ねえ宮本さん!」とボヤいた。
しかし、タケオの父、次郎もとんでもない表情を日向子にしていたのだった。

「タケオ君、私が松本の学校へ旅立った日の事を覚えてる?」と陽子はタケオに話し出した。

<回想>
タケオ「あ、そうだ!こないださ偶然、神社に行ったんだ。その時たまたま、あっただ。お前にやるよ。もってけ。」とタケオはお守りを恥ずかしそうに陽子に手渡した。
陽子は「ありがとう!」と手にしたお守りを嬉しそうに見た。・・・しかし、そこには「安産祈願」と書かれた。
陽子はタケオを観るとタケオは恥ずかしそうに両手で顔を隠すのだった。

「安全祈願とまちがえたかね?」とタケオの母、ハルが笑った。
「でもね?タケオ君。あのお守り、ちゃーと持っていたのよ。日向子が産まれる時も」。「ホントか!?」タケオは嬉しそうに尋ねた。
「ありがとうございまいた。おかげで無事に安産でした!」陽子は頭を下げた。
「なんだ、お前?俺のおかげか!」タケオは日向子に得意そうに話しかけたのだった。

― それから数日後、和成は風邪で寝込んでいた。
「日向子は私が連れて行こうか?」徳子は出勤前の陽子に尋ねた。
「・・・だって、お店がありますし、お昼がかき入れ時じゃないですか」陽子達がどうしようか悩んでいると和成が寝巻き姿で居間に降りてきた。
「・・・俺なら大丈夫だよ」フラフラになりながら、和成は言ったが
「駄目に決まってるだろ!この子にうつすつもりかい?」と徳子は即座に却下した。
「和さん、休んでいてください!大丈夫。大丈夫です・・・なんとかお願いしてみますから」陽子は険しい顔で和成と徳子に言い残し、日向子を背負って学校へ向かうのだった。


【おひさま 第101話(7月29日放送) 感想・レビュー】

今日は、珍しく早めにアップです。現在9時半です。

育子と茂樹はいい関係…というより面白い関係になってますね。完全に育子の玩具と化してます(笑)
昨日の夜、放送していたドラマ「それでも、生きてゆく」の双葉とは本当に全く違うタイプですね。

今日は久しぶりにタケオが全開(壊?)で笑えましたね。寺脇パパの乗りツッコミみたいなものも笑えましたし・・・当初、おひさまって、もっと試練とかあってそれに打ち勝つぜ!みたいな内容だと思っていたんですが、これはこれで朝から幸せな気分にしてくれるんで自分的には在りです。

つまり、昨日のドラマの瑛太君風に言うと
「あ、自分、アレなんで・・・だから、アレなんすよ・・・」です。