NHK朝ドラマ おひさま 12話あらすじ&感想

【おひさま 第12話 あらすじ】

朝、顔を洗っていると川原(金子ノブアキ)が声をかけてくる。
春樹も起きてきて、今日、川原と共に松本に帰ることを告げる。
そして陽子に自分達が住んでいる松本においでと誘う。

陽子は、帰りの電車で食べるお弁当を用意するといい、張り切ってお弁当づくりをはじめる。そんな最中、茂樹が起きてくる。
いつも寝坊する茂樹(永山絢斗)が自主的に起きてきた事に驚くが、陽子は昨日夜に見た資料を思い出してしまう。

そんなことを知らない茂樹は、オナラ事件の犯人が自分だと悪びれた様子もなく陽子にサラリと話し、お弁当を品定め。

それを聞いた陽子は、茂樹のお弁当からメインのおかずである鮭を抜いてしまう。
茂樹は不満そうに声をあげるが、どうやら自分に分が悪いと退散する。

茂樹が消えた後、こっそり陽子は、茂樹のお弁当箱に鮭を戻すのだった。

学校帰宅途中、いつも通う飴屋に行き、陽子が気になっていた「初恋の味」と書かれていた飴を注文します。おかみさんは、前回の夫婦喧嘩(旦那の初恋相手)の続きの最中。

甘酸っぱい味を「これが初恋の味か~」などとウットリする3人娘。

そして陽子がおもむろに予科練試験について二人に尋ねる。
すると育子(満島ひかり)が試験が相当難しいと言い、それを聞いて陽子はあの茂樹ならと一安心。


兄と川原が松本に行ったことを話していると育子が映画館で陽子の手を握った「たまねぎ男」はどうしてるかと陽子をからかいだした。

町の通りで戦地へ向かう青年を送り出している一行に出くわす3人。
青年は、敬礼をし、周りの人間達は万歳モード。

陽子がパレードをそれとなく見ると、その青年は、映画館の玉ねぎ男こと千原せいじだった。たまねぎ男は、誇らしげに行進をしていたが、自分を見ている陽子に気づくとうつむき背中を丸めたまま、申し訳なさそうに行進するのだった。

これから戦地に赴く青年のそんな姿をみて陽子は
「武運長久をお祈りします!」と大きな声で叫ぶ。


千原せいじは、その声の主が陽子だと気づき

「ありがとうございます!」

振り返り、笑顔で敬礼します。

そして、今度は、また胸をはって歩き始めました。



【おひさま 第12話 感想・レビュー】

いや~千原せいじ、いい味だしてます。

もう出てこないとは思うけど、最後のシーンは秀逸。

陽子は、いやな思いもしたけれど、千原せいじに胸を張って戦地にいってもらいたいので許す事にしたんでしょう。なんせ太陽の陽子だから。
書いていると恥ずかしいですが、かなりさわやかなエピソードです。

もう一つ似たようなエピソードが茂樹のお弁当の鮭(当時は相当ご馳走だったんでは?)を一度は本人の前で抜くんだけど、茂樹がいなくなったらコッソリ戻すシーン。

茂樹は、鮭が入ってないとおもって弁当箱をあけたらビックリ!みたいなシーンは無かったけど容易に想像できます。
こういう何気ないやりとりが非常に心温まるドラマですな。