カーネーション あらすじ 第114話

「聡子はアホやけど上の二人と比べて気立てのエエんが何よりやな」
昭和37年7月、元気よくテニスラケットを持って家を出て行った三女・聡子を見て糸子は小難しい長女と次女と違うと感心した。

産休明けの優子がオハラ洋装店にやってくると糸子は孫の里恵のことを心配した。
しかし、優子は仕事に集中できないからと言って聞かない。
直子の方も店で働いていたスタッフと衝突してしまい、辞表を提出されてしまう。
一人ぼっちになった直子は泣きながら糸子の店に電話をしてくる。

聡子が家に帰って来たときには、直子の店について小原家は従業員一同、会議が行われていた。
聡子は、雰囲気を察し、手にしていて賞状を隠した。

直子からの電話をうけた松田は直子の店に誰か助っ人となる人間を送り込まなければ直子の店が潰れてしまうと提言した。
糸子は接客もできる昌子が適任であると言うが優子が自分しか直子を助ける事ができないと言い切る。

「あの子が求めて苦しんでる理想がどんだけ高いもんかをホンマに分かって手伝うてやれんのは、ウチだけや…」
優子の発言に糸子は頭にくるが、言い返すことができない。

従業員が誰もいなくなった直子の店では、直子が一人でビラ配り、接客をこなしていた。

客に相手にしてもらえず落ち込む直子の前に優子が現れる。

直子は、優子の姿を見ると泣いてしまう。

一連の直子のことで報告する機会を失った聡子が実は大阪府大会優勝したことがわかるのはずっと後の事だった。


============== 感想 ==========================

直子と優子がお互いを認め合って
初めて助け合う雰囲気になったのは見ていて
気持ちのいいものですね。

スタッフと何故にいがみあったかは謎ですが
ケガの功名といいますか…直子にとっても優子にとっても
よかったんじゃないかな?
まあ、それは明日以降わかることだと思いますが。

優子が凛として直子を褒めるシーンで、聡子が
『姉ちゃん、すげー』みたいな表情で優子を見てましたが
本格的にデザイナーを目指すような感じですね。
主役が糸子から3姉妹にスライドしているような感じがしますね。